東京で勉強して働こう。

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これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。

  1. 大阪はもう立ち直れないと思う。だから、
  2. 東京で勉強してそのまま東京で働く道を真剣に考えてみて欲しい。

これまでは、1)は言わずに、2)だけ言ってきた。で、「東京で働く」の中でも、私が知っている「港区で働く」ことの楽しさ、働くための方法をなるべく具体的に紹介するようにしてきた訳なのであるが、前半も言うことにしました。その理由は、若い人に早く気づいて欲しいから。

随分出遅れ感はありますが、元ネタは話題になっている以下のエントリーです。

いや...でもこれ単なるネタを書いたつもりではなくて、ウチの業界や会社を取り巻く環境や仕事の比率や受注に関する現状を考えた時、大阪が立ち直れないかどうかは別としてやはり東京を無視できないということは言えると思うのです。

東京が景気が良いわけでもないんでしょう。とはいえ、今僕の周囲で起きていることは、地方から東京へ出て行くチャンスは今だ、ということをはっきり指し示しています(6期目にしてはじめて東京の仕事が大阪の仕事を上回ったのは事実)。

  • 東京の案件規模が縮小する。そしてこれまでの地方での案件規模に近づいていく
  • 規模の縮小により、業界大手の会社は経営の見直しを迫られることになる
  • 一方、最初から地方の案件規模に最適化された地方の中小会社は、そのまま縮小された東京案件にフィットする

つまり、東京的に考えれば最初からリストラ済みの規模感・コスト感でやってきた地方企業は、景気の良くない状態の東京マーケットにはそのままフィットできるということです。

「不況」のようなネガティブな変化の時代には、下向いてても駄目だと思う。むしろ上を見る。コストがカットされても、自社に適正な規模の仕事がなくなるわけじゃないのです。

大変なのは最大手、トップランナーでしょう。既に一番上で勝負してるわけですから、どうしても下を向くしかない。

だから東京の人たちはシリコンバレーにでも行っていただいて、大阪(地方)の人は今こそ東京でチャンスを掴みましょう。東京にしても家賃等のコストとか下がり気味だろうし、移動時間だって知れてる。N700系だったら無線LANだって使える。

# とはいえ、いくら地方から東京へ出たとはいえオフショアなんかとの競争は避けられませんし、単に安けりゃいいってもんでもない。

そこを勝ち抜く話については、また別のところで書きたいと思います。

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野田純生さま、加藤順彦といいます。ぼくも大阪出身で、大阪で19歳のときに起業したものです。23歳で上京し、昨年まで16年間、広告会社を営んでいました。大阪はとってもいいところなので、覚悟!だと思います。とても共感しました。頑張ってください。応援しています。

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このページは、Junnama Nodaが2009年5月 4日 17:24に書いたブログ記事です。

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