2008年3月アーカイブ

それからもう一つ。画像ファイルの「アップロード」。慣れていない方にとって、ローカルとリモートの間にはもの凄い壁がある。初心者向けホームページ作成講座を何度か担当したことがあるけれど、「インターネットの仕組み」を最初に説明しておかないと、FTPでファイル転送するところでハマるんだった。今日はCMSだからと油断して、そこをはしょってしまったのは失敗。

何度も突っ込んですいません!

いずれ最初からオンラインにあるようになればってのはその通りだろうが、今そうなったとしても多分理解出来ない人多数でしょうね(小規模ビジネスサイトの運用担当者を想定して)。

ブラウザは使い慣れてるかもしれんし「フォーム」に何か入力するって体験はかなり一般的になってるだろうが、「参照」ボタンをクリックしてファイルを選択してファイルをオンラインに「アップロード」ってのはまず一般的なウェブブラウジングの世界では行うことが殆どない。

ましてやFTP。FTPってNTTとかNHKの親戚か? ってなもんではないか、正直なところ。

かといって(現実的に今の段階で)「Web2.0」的? なストレージサービスを利用ってのも違う気がする。Web2.0言うな。

オンライン/オフラインなんて利用者にとっては確かにどうでも良いことだが、「今」求められているのは例えばフロントページでもホームページビルダーでも良くて何もサーバーサイドのCMSである必要もなく、とにかく作り手が何の問題も無く公開できることだ。

さて、将来と言わず現状それを簡単に行う(且つ利用者に理解しやすい)方法はあるのか?

1つだけある。

メールを使うのだ。そう、今さらメール。

『携帯で撮った写真でもデジカメで撮った写真でも何でもいいけど、「ほーむぺーじ」で使う写真はこのアドレスに予め送っておいてくださいね』

携帯で写真をとってメールで誰かに送る、とかファイルをメールに添付してどこかに送るってのはかなり一般化した体験ではなかろうか。少なくともブラウザからファイルをポストするとかFTPクライアントを使うことと比べると敷居が低い筈だ。

だから使う写真やファイルは携帯やPCからとにかく専用のアドレスに送っておいてもらう。

送られたファイルはオンラインに保存されるだけでなくデータベースに保存されブラウスしたりCMSでページに貼付けたり出来るのだから、あとはオンラインで完結させれば良い(もちろんテキストもメールで済ませてしまっても良い)。

実は最初これ (携帯からMTにメールで投稿するMoblogプラグイン「Moober」。) を書いた時、正月に携帯とかで撮った写真をサーバーへメールしてMTのAssetにとにかく登録して保存しておくものを作ろうと思ってたのだ。画像付きのエントリーにしてポストしてついでに再構築するのも手間的には変わらんので携帯投稿プラグインとして公開したのだけど。

で、このプラグインのページにいくつかコメントももらっているのだけれどちょっと忙しくてそのままで申し訳ない。マルチユーザー、マルチブログ、エントリー作成の有無とかコントロール出来るもの書きます、はい。


追記。例えば以下のようなフローはどうだ?

  • メールのタイトルにページ(エントリ)のタイトル、本文にテキスト、添付ファイル(画像)を付けて投稿用アドレスにメールする (携帯だけでなくPCからもメールをインターフェイスとして使う)
  • PCのメールアドレスにURLが送り返されてくる
  • URLクリックでCMSの編集画面を開く
  • クリックする毎にタイトル、テキスト、画像を様々にレイアウトしたパターンを表示
  • 気に入ったレイアウトを選択
  • そのまま公開、またはそのレイアウトを元に調整後、公開

何もブラウザでログインして...ってのだけがCMSのUIじゃないだろうし。

FCKEditorとかTynyMCEとか、もちろんMovable Typeの「リッチテキストエディタ」もそうなんだけど、Excelから表を貼付けたり画像をドラッグ & ドロップすると貼付けられたり、何かブラウザ上のWYSIWYGエディタもすんげぇことになってるなぁ、って思うんですよ。

ただ、相変わらず画像の貼付けはポップアップだったりMTだったらダイアログ表示、貼付け方指定→OK! とか、もう少し洗練されてもいいじゃんかって思ったりしてた。

画像貼付け一点ごとにリストを呼び出し直すのもスマートじゃないような気がして、僕ならこういうUIにするかなぁ...とか考えてた...らいつのまにか手が動いてて...3末で忙しいのに...現実逃避か!? これは!

Drag

mtos-devのMLでもAssetの扱いの件が流れてて、なんて言うか英語が苦手でReadOnlyだったりというか、別に下手な英語でも構わんのだろうけどなんだかいま疲れがピークで(でもコード書いてるし...)、ってのはいいけど、ついでに

<form mt:asset-id="nn" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"...

ってのが無くてもObjectAssetにちゃんとセット出来た方がやっぱきれいじゃないかなぁとか思ってそれも書きました。クロスブラウザチェックとかしてませんすいません。でも晒しておきますごめんなさい(誰に謝ってんだよ)。

* Win IEだとやっぱりおかしかったので修正した。あと待ち時間に「くるくる」回すの(インディケーター?)を表示させるようにしたよ。

また作ってしまった...

えーっと、3月も末でかなり忙しいのでドキュメントとか開発の続きはまたいずれ。 簡単に何が出来て、どうしたいかを書く。

  • run-periodic-tasks 実行で全てのブログを再構築します。
  • 管理画面から「ツール」→「バックグラウンド再構築」でバックグラウンドプロセスによって再構築を行います。
  • システムメニューから実行すると全てのブログを再構築します。
  • 実行結果はログに保存されます。

パブリックドメイン。ご利用も改造もご自由に行って構いません。

ツール→メニュー→バックグランド再構築

何で書いたか? ってのはつまり欲しいという人がいたからなんですが、個人的にもいくつか思うところがあって。

やっていることはつまり「全再構築」なので、負荷分散とか負荷軽減ではありません。実行すればそれなりに負荷がかかる。

負荷を分散したいのなら素直に「バックグラウンドのキューを使って再構築を行う」運用にするか、ダイナミックパブリッシング化、あるいはGreg Packer's Publishing等を検討するのが良いかと思う。

今回は単にコマンドラインやスケジュールタスクで再構築かけたかったってのと、CGIのタイムアウト制限があってタスク実行に制限のないサーバーの場合(あるのか?)とか、あるいは今携帯向け管理画面ってのを作っていて、携帯じゃさすがにリダイレクト繰り返しながら再構築ってわけにもいかんだろうというあたりの理由で書いたわけです。

ちょっと考えたこととして、最近はFastCGIで動かすことが多くなっていて(MacBookローカル環境もFastCGI化できたよ!)、mt-dispatchで動いていない場合はバックグラウンドタスク実行できないので、今回再構築タスクは別CGIを叩くようにしています。これでmod_fastcgi環境でも使える。

MT3向けに以前に書いたものでは、かなり細かく再構築対象範囲を選択できるようにしていたけど、今回はそこまで手が回っていない。

最終的には。

  • アーカイブ毎に再構築のタイミングを細かく制御できるようにする
  • バックグラウンドタスクでDBの更新だけを行い、再構築は負荷分散しながらゆっくりと

てなことを考えている。

車輪の再発明なのかもしれんけど、仕事でやってると本当にいろんな環境に遭遇するし、選択肢は多い方がいいし。

しかしまぁ、どんだけ「再構築」好きですか、おいら。

本日公開されました。まぁともかく見てください。面白いから。

やっぱり大阪っていうか、西が面白いです。昔の写真ひとつとっても。

CSS Nite MT4LP5。

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CSS Nite MT4LP5

LPが何の略か分からんので誰か教えてください。

で、B面? で唯一「満席」が出ていないのが僕のセッションです!! (人気がないのかっ!)

もし全然人がいなかったら黒野さんのセッション見ながらプラグインでも書くことにします...ってな前振りはもうえーわw って感じですね。

連動書籍も出るようです(<他人事かよ!)。僕も少しだけ書かせていただきました。

せっかくなので、どんなことを話そうか考えていることをちょっとだけ書いておきます。

最初にこの本の原稿を書いた時に「想定読者に対して難しい」っていうツッコミいただきまして、できるだけWebデザイナ(MTテンプレート触る人且つプラグインのコード書かない人)が理解できる内容、ということで書き直しました。

本の中では企業サイトの運用の際に、運用に応じてCMSのテンプレートに手を入れていく、という流れで説明しています。

ただ、原稿と同じ内容を喋ってもあまり面白くないだろうと思うので、今回は「MT4.1のUIはどこまで、どのくらいのコスト(労力で)ユーザー事情に近づけることができるか」というテーマで話したいと思います。

これは別にMTのUIが良くないといっているのではなく、製品だから当然汎用的なニーズに応えるUIになっているものを、個別ニーズにあわせていくプロセスとか手法とかそういったものの紹介ということです。

ウチの会社はMTを扱いだしたのは遅い方じゃないかと思うんですが、「扱う」スタートが他社とはちょっと違っていたというか、とにかく素のまま構築完了することが最初から全然なくて、みんなそうやっているんだろうと思っていたら実はそうじゃなかったということが最近分かって、そんでもってこういったニーズは絶対にあるし多いから(以下略)、

まぁとにかく、特に同業の方に参考になるお話を心がけます。あとは、せっかくだからコメントとかトラバとか何でもいいので、あれやって欲しい、これ取り上げて欲しいってのがありましたら教えてください(できるかどうかわかりませんけど)。

あと、このブログの読者の方で「キレ」キャラとか口の悪いトークを想像されている方がいらっしゃいましたら多分期待はずれですすいませんごめんなさい。

たぶん「ホームページ」に出せる予算はがんばって20万円前後。いくらいいものを作れるとしても、50万とかだったらあきらめると思う(サイト上での直接的な収益が期待できる場合を除く)。

であれば尚のこと考える先は絞られる。2つの方向があるだろう。

20万円で完結出来るパッケージを作ること。もちろんそこにはカスタマイズする制作会社とか介在しない。彼らの仕事を奪ってデザイン要らず、カスタマイズ要らずのパッケージを作って提供してそこで完結させてしまう。データの投入もデザインもワン・クリックで出来るしくみを作って提供すればいい。

もう一つは、地元もへったくれもなくて東京からでも仕事を頼むために向こうからやってくるくらいのオンリー・ワンを極めること。つまり地方にいるかどうかはともかくとして、この仕事頼む相手はあんたとこしかないっていう何かを明確にすること。

いや、向こうからやってくるのもいいですけど、請われて全国巡るのも悪くないですぜ。

あと、今年中にリリースとか何月迄にやるとか言ってる場合じゃなくで、来週(来月でもいいけどね、とにかく出来るだけはやく)リリースしたほうがいい。そのくらいのスピード感がないと、それによって何かは変わらないんだよ、多分。

ケンカ売られた! (笑)

いや、ケンカ売らずにソフト売れっていうか、いや、でも考えること放棄しない姿勢って大切だと思うので基本的に言わんとしているところはわかる。

ケンカを売る相手を決めた。Movable TypeやWordPressをちょろっとカスタマイズして「CMSで簡単に更新できます」って売り込んでいるWeb制作業者だ。

まずは普通に反応してみる。

※トラックバック打てないのかな?

Movable TypeやWordPressを、本当に使いやすいシステムとして作ることができる業者ってどれくらいあるんだろう?

各社さんのことはあまり知らないですけど、あんまりないと思いますよ。いや、少なくともWebでそういうことやってますってのが見えるところはあるけどMTやWP扱う制作業者の数からすると非常にレアで、だからこそ仕事になる。

他人と同じことやってても駄目だから。

この部分のテーマについては色々書きたい語りたいところでもあるし、これまでに色んな場所に及ばれお呼ばれした時に話してきたけれど、今忙しいからまた今度(いやほんとに)。いや近々そういうことをテーマにお話をさせていただく機会があるかもしれんので、ちゃんとまとめます。

といいつつひとつだけ書く。

利用者が気になるのは操作感や表現の部分が大きいと思われるわけで、後ろで動いてるのがPerlだろうとPHPだろうとJavaだろうと、ましてやどんなコードでどんな実装されてるかなんて大筋では関係ないはず。

まったくもってその通りなんだけど、例えばMTやWP(<<こっちはよう知らんけど)のどのレイヤーの部分までを活用するかっていうのもあって、単にログイン機構とDB扱うため+テンプレートエンジンとしてMT使うっていう手もあって、UIが(MTに限っては)制約をうけることは無いと思うな。

てなことを考えながら、この間の土曜日、ちょっと思い立って作ってみたんだ。

途中で管理画面ひっぱってくるからわかると思うけどこれ、MT(MTOS)上で実際に動いているプロトタイプで、テーマは『音声ブラウザで使えるブログ』『「携帯電話」で使えるブログ』ってのをどう作るかを考えてテストしてもらうためのベースです。実際に動いてる。

エントリーの一覧表示、ブログ記事の作成、編集、削除が出来ます。エントリーに本文はひとつ、選べるカテゴリーもひとつ、現在のところコメントやトラックバックの管理は出来ない(このブログ用に作った携帯版ではそれも出来るけど、最終的にはトラックバックは機能としては削ってもいいかと思っている。読み上げ環境で使えるってのがテーマだからこそ、できるだけシンプルに少ない機能で、でもやりたいことは快適に出来るもの)。Cookieでなくセッションをパラメタで引っ張ったりしているから、携帯からアクセスもできる。ただ、ログイン情報、ユーザーの権限とかはちゃんとMTが持っているユーザーの権限で動かしている。

でね、これ考えながら3時間程で作ったのさ。こういったものを作成し提供するのは非常に簡単なのです。MTってそんなツールだから。

一度リファレンスとか見るといいと思う。うまく出来てるから。シックス・アパートさんだけにいぢらせてるの、もったいないもん(笑)。

まぁUIについては用途とかユーザーの立ち位置とかによって全然変わってくるわけだし、去年の末にこんなの(メール投稿)作ったけど、スクリーンリーダーのユーザーだったら投稿や修正のインターフェイスを全部メールにしてしまうってのもありかと(マヂで)思っている。

で、こういうものをササっと作るために、MT(MTOS)を完成されたパッケージソフトとしてだけ見るんじゃなくて、どういぢくれるのかを追求した結果、弊社のパッケージは出来たのです。

※ついでに言うと、これを作ったことで自社内での制作のワークフローが変わったのと、制作期間がすんげー短くなった。ついでに時給もね。

あ、この音声ブラウザ/携帯対応のUI版、もう少し形になったらオープンソースとして公開しますね。あと、テストに協力してやろうと言う方、こんなものにして欲しいっていう意見のある方からのご連絡、お待ちしております(もちろん、自分も一緒に作りたいって人もね)。

いや、ごめんなさいね。別にそないに突っ込みたい訳じゃないんですけど、おいらのどこかを刺激してくれるのよ。

いち早く製品を世に出すためには一気に開発費を投じなければならない。ちんたら「受託で稼ぎながら」とかやってたら機を逃します。

それができるかできないかは経営のやり方によるんじゃないかな。ものを作れるかどうかって、結局経営者次第。

ちんたらやってるわけじゃないですぜ。

すいません、社長ブログなんで、言っておかないといけないんですけど、こんなふうにPPMとかの経営の議論ができる社長がいるWeb制作会社って、そんなにないと思うんです。ネットイヤーさんとミツエーさんとゼロベースくらいだと思いますよ、お客さん(宣伝すいません

まぁウチの会社が入っていない時点であれだけどね、「アルファサード」っていうんですよ。覚えておいてくださいね。Web 制作会社です(が何か??)。

皆さん(誰?)の好きな言葉で言うマッチョとかギークとかとウィンプとかの関係について気がついたので書くよ。

マッチョを集めて強い組織を作るってのは「スターシスタム」のようなもので、最終的にはフリーランスの集団のようになっていくのだよ。組織に属する必要すらないスキルを持った連中が集まって何かが生み出せればそれは素敵なことかもしれんが、最終的にそれは会社を通じてやる必要もない。

本当の「マッチョ」は「ウィンプ」が高い生産性を持てる仕組みを作るのだ。

つまり、普通にやってたら稼げる仕組みを作って、自分の仕事すら意味のないものにしてしまう。本当のマッチョは「俺がおらんと会社がなりたたねぇから」とか言わない。

会社にいる意味ってのは、自己のスキルとかセンスとかで食える以上のリターンを「会社に属することで」得られるしくみがあるかどうか、につきる。自分のスキルが10として、この会社にいれば15とか20は稼げるよね、ということなんだ。

でなければ「フリーランス」でいいし、「スターシステム」でいいじゃない。

そしてもう一つ大切なことは、その仕組みの中で成果を上げていて、ステップアップしたいという思いを持っている「ウィンプ」を「マッチョ」に引き上げてあげられるかどうか、なんだ。

人の価値観は様々だから、「俺はマッチョになんかなりたくねぇ」ってのも選択肢だ。それはそれでちゃんとやっていけるインフラを提供するのが会社というもの。その中で、「自分自身が気づかなかった」マッチョになれる何かを見つけて引き上げてやるのも会社というものだ。

というようなことを最近考えていて、それは5年ほど会社というものをやってきてはじめて分かったというか感じたことである。

僕は「マッチョ」ではないから、それが分かるのだ。

そして、これが「会社2.0」なんじゃないか、と思っているところ。わかるかなぁ。<<イマココ

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