アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ


会社を設立して9年が経ちました。


公開日 : 2012-11-07 14:00:00


今日、アルファサードは9周年を迎えます。たったひとりでスタートした会社を支えてくださったお客さま、社員の皆さん、パートナーの皆様に、まずは深く深く御礼申し上げます。一年前に書いていたことはこんなことですね。

あっという間に1年経過しました。ってのは嘘で、1年って長いです。多分それなりに充実してるから長いんでしょう。年齢が行けば行くほど1年が早く経過するように感じるってのはある意味真実である意味嘘です。

一歳児にとって1年は人生そのもの。二歳児にとって1年は人生の半分。40歳の人間にとって、1年は人生の1/40。だから年齢が行くほど1年ってどんどん短く感じる。

って話し聞いたことないですか? 僕もその説に賛成で、以前勤めていた会社のラスト数年は本当に時間が経つのが早くて、逆にそれがヤバいって感じでアルファサードを作ったっていう経緯があります。

でも、会社をはじめてから1年1年が長い。それは、会社をやっていくという1年は、常に人生の未知なる一年であって、決して1/40(正確には46だけどなw)ではないからなんでしょう。

スタートから、2度の転機

会社をはじめる直前に2冊の本を買いました(2冊だけじゃないけど、Webに関する本として覚えているのがこの2冊)。一冊がMTの本。その時Movable Typeには何故だろう、食指が動かなかったのですね。

でも9年後に著者の平田さんと一緒にニューヨークに行くことになるなんて思ってなかった。これも何かの縁なのかもしれません。

当時はひとりでしたから、デザインもコーディングもアウトソースしてました。僕は営業とディレクション。1年目は無我夢中、それからも無我夢中。9年もやれるなんて思ってなかった。

転機は何度かあって、最初の転機は人を入れはじめた時になかなかうまく定着しなくて会社というものを改めて考え出した時。

二度目はMovable Typeと出会って、深く深く付き合いはじめることになって、PowerCMSをリリースした時。これも今月(22日)ですね。5年になります。

結局、最初の課題もPowerCMSが解決してくれることになりました。PowerCMS以前と以後では人の定着率は大きく異なります。もちろん、自分も色々考えて試行錯誤してきたということもありますが。

自分のアイデンティティに立ち戻るということ

僕の「Webを作る」ということへのアプローチの原点は「作るためのものを作る」ということだったのでしょう。HyperCardでツールを作り、FileMakerでツールを作り、REALbasicでHTMLエディタを作って公開したりしてきたのですが、これらはあくまでも本業ではなく(ツールはフリーソフトとして公開していた)、自分はディレクターであり営業であるという意識でもって当初の数年は過ごしていたのです。でも、ひとりでやっているときはよかったのですが、人を雇って人にそれを求めてもなかなかうまくいかない。

そこで、原点に立ち戻った。「作るためのものを作る」。PowerCMSってまさにそういうものです。それ以降、数人で、SOHOでやっていた会社ですが、いつのまにか内定者込みで15人の会社になりました。

10年、そしてその後に向けて

社員数にしても売上げにしても少しずつではありますが増えていき、責任も増えてきたことを強く感じています。今が100点とはとても言えないですが、成績不可というわけでもなく。まずは社内の体制を今一度見直して働いている人たちをハッピーにしたい。その上で新しいチャレンジを続けていきたいと思っています。

来年10周年を無事迎えられたら、もうちょっと色々まとめて振り返ってみたいと思いますが、今日はこんなところで。今までに会社のこと書いたエントリなんかを最後にまとめておこう。時系列順。

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野田 純生 (のだ すみお)

大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の代表取締役社長であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ