謹賀新年 - 2018年は志高く、飛躍の1年に。
公開日 : 2018-01-01 11:18:34
あけましておめでとうございます。ここ数年、こうやって元日に1年の目標を記事に書いているわけですが、今年は色々と思う所あり、できるだけ具体的に書いてみたいと思います。
- 謹賀新年 - 2017年はビジネスの原点に立ち戻る。
- 謹賀新年 - 2016年は基本に立ち戻り“仕事力”を見直す一年に。
- 謹賀新年 2015年は「脱」"エバンジェリスト・ドリブン。" 一気に駆け上がるための本気の一年。
- 謹賀新年。2013年は"新しいキーワードをつくる年"。
- 謹賀新年。2012年のキーワードは"Connect(コネクト)"。そして、"To be Professional."
はじめに (再掲載) 1900年のニューヨーク五番街と1913年のニューヨーク五番街
先日のエントリ (10年という年月をどう捉えるか) で紹介した写真ですが、ここでも再度紹介しておきたいと思います。
この2枚の写真、馬車の大群の中に自動車が一台(1900年)、自動車の大群の中に馬車が一台(1913年)、なんだそうです。アルファサード株式会社は現在第15期、PowerCMSは10年。前提として、世の中が大きく変わる10年、15年というインターバルを経て、変わっていかないといけないという危機感が私の中に大きい、ということがあります。
尚、今年は「既存事業」「新規事業」を分けて書いてみたいと思います。
既存事業 - もう一度、CMS化・運用サポートカンパニーとしての事業の再定義
顧客・パートナー接点の量と「質」の見直し
顧客接点の量(顧客接点を増やす)、については、これまでにも何度か社内外に公表して取り組んできたわけですが、今年は「質」に焦点を当てて取り組みたいと思います。受託事業はどうしても受け身になりがちです。ソフトウェアのライセンス販売とサポートにおいても然り。直接売上に繋がる(ように見える)ことを重視しがちですが、中長期に渡る顧客の満足度を高め、サポートライセンスの更新率をさらに高めることや、運用・改善における新たな課題解決を積極的に受けていくことでも、新規顧客開拓に負けない成果を出せる筈です。
既存事業における考え方と、具体的な施策は以下の通りです。
- 点で対応するのではなく、面で対応する。むしろ、顧客と併走する
- 新規顧客より既存顧客を大切にするための部門 (もしくは専任担当者) を設置する
- 顧客の課題を常にヒアリングし、先んじて提案する (年間計画の策定と実行)
提案型・課題解決型で、より長期にわたる関係の構築を目指していきます。 どのように実現するかについてですが、一つ「自社のソリューションを最大限活用する」を挙げておきたいと思います。要するに、ひとことで言ってしまえばCRMということなんでしょうが、PowerCMS 5、VisitorAnalyticsなどで進めているデジタルマーケティング分野の新機能を自社でフル活用することで成果を出していき、それそのものを成功事例としていくことで、自信を持ってお客様にお勧めできるソリューションに育てていくことが大切だと考えています。
新規事業 - 自社の新規事業よりもむしろパートナーの新規ビジネスを支援する試み
一方で、新規事業においては、B to Bの新規サービス × パートナーとの協業をベースに考えています。ここ数年、20数名の小規模な会社が一気にあれこれやろうと欲張りすぎて新規事業を伸ばしきれていない現状の反省から、新規事業についてはパートナーとのアライアンスに軸足を移していきます。
PowerCMSクラウドの運用を通じて得た経験と知見、設立後一貫して取り組んできたWebアクセシビリティに関する技術等を活かしつつ、開発中のPowerCMS Xをベースにしたサービスの開発、それをクラウドに載せて提供すること。また、MT Commerceや Aplikoなどのソフトウェアをサービス化しつつ、付加価値をパートナー企業様につけていただいた上でのOEMなどを積極推進したいと思います。自分たちが受託100%から、ソフトウェアやクラウドサービスなどのストック型ビジネスと並行して収益を上げられるようになった経験、体験をパートナーに提供し、パートナーの新規ビジネスを支援するという方向性にシフトしていきたいということです。
- クラウド活用によるWebサービスやAPI提供の積極ビジネス展開
- ニッチなニーズに素早く応えていく形でのサービス開発
- プラットフォーム提供やOEMなどの積極推進
「Webを良くする」ミッションの実現に向けて
今年は一層2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた動きも活発になってくると思われますが、弊社も微力ながらこのイベントの成功に貢献できるような3年間にしていきたいと思います。新規事業についてはWebアクセシビリティに関する新しいサービスなども視野に入れています。
お客様、パートナー様の期待に応えながら、お客様、パートナー様のビジネスの成功に貢献しながら、Webを良くしていく取り組みを進めていく、その再スタートの1年にしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。