謹賀新年 2015年は「脱」"エバンジェリスト・ドリブン。" 一気に駆け上がるための本気の一年。
公開日 : 2015-01-01 12:00:00
あけましておめでとうございます。
まず冒頭にアルファサードでは人材(エンジニア)を募集中です。宜しくお願いします。
2014年の年頭のエントリーを改めて見ていたのですが、最後の「One more thing. 投資すること。」だけ満点とれませんでしたね。それ以外はちゃんと書いた通りのことを全力で進めた1年でした。
さて、去年は去年で公私共に色んなことがあった一年でしたが、社内でのある出来事がきっかけで(一つの出来事というわけではなく複合的なことで)真剣にこれから5年、10年先のアルファサード株式会社を考えるということをしました。そして上期末(当社は6月決算)の全社会議で社員の皆さんに俺の頭ん中を話しました。
会社の見積もりをとってみた。
まぁね、何て言うか去年の秋にM&A会社の人が面談申し込んできて、売る気がないことを断り入れた上で見積もりだけしてもらったんですね。ほぼ自分の予想通りの見積もりが上がってきて、やっぱりこんなもんかな、というお話だったわけなんですけど。
DCF方式ってのと、類似会社比準方式ってのをやってもらいました。検索すると出てきますね。
中小企業のM&A活用法 5.M&Aにおける企業価値評価 | 帝国データバンク[TDB]
ものすごくおおざっぱに言うと、純資産のうち、金にならない電話加入権とかそういうのを引いて、それに向こうn年(業界によって異なるそうです)の利益予測を乗せる方法(DCF方式)と、同一業種業態の上場企業の決算書等を集めて平均を出して、中小企業ディスカウントn%を掛け算する方法なんだそうです。多少の違いはあるけど、まぁ、良く似た金額が出るわけです。なので、リアルにこの金額は当社の現在の価値なんでしょう。
一昨年父親が亡くなったってことも考えるきっかけになったんですけどもね、で、これ、相続対象の資産なわけです。100%株主なので、俺。
従業員持ち株制度を始めることにしました。
上期末の全社会議でこの見積もりを社員に見せたわけです。もちろん見せる理由があって、見出しの通り従業員持ち株制度を始めることを考えていたからです。株式を2000分割して、勤続年数に応じてその時点の純資産を時価として取得でき、売りたくなったらその時点の時価で会社に買い戻して貰えるというものです。
この年利0.x%の時代に、過去の実績ベースでは利回り数十%の株式を持てるわけだから、とはいえもちろんリスク商品なわけで、それでも逆に当社は社員が10数名の会社なのですから個人の頑張りが業績につながるわけで、つまりはこれまでのワンマン経営から、経営に少しずつ参加いただきたいという思いからそうすることにしました。
中小企業とベンチャーの一番の違いは何か?
これでも11年ほど小さな会社をやってきてそれなりの成果を上げてきたわけですが、そのフェイズフェイズで視点の位置と言うか経験値というかそういうのが少しずつ上がってくるわけです。最近わかってきたことがあってね、「会社を継続することは簡単なことではないが、会社っていうのは、本当は始めるより畳む方が格段に難しい」という事実です。
少なくとも中小企業においては若くして会社始める時に畳み方考えて始める人ってどれだけいますかね? 上手く行くかどうかもわからない、期待もあるけど大きな不安を抱えて会社始めるわけです。それからは存続させる、利益を出し続けるために走り続けます。人も雇用し始める。
気がついたら10年も過ぎ、取引先数も従業員数も増えている。さぁどうすんだ、と。
残された時間は、長いようで短い。準備は早ければ早いほどいい。
去年は2014年は"エバンジェリスト・ドリブン。自ら動く、動かす年。"と言って事実その通り動いてきて新しいソフトウェアなどもリリースしました。ほぼ思い通りにコトを進めてきましたが、今年は逆を行きます。つまり、社長の属人性排除にかかる第一歩を踏み出す計画です。
2015年は「脱」"エバンジェリスト・ドリブン。"
内部向け取り組み課題
- 増員、製品・サービス開発・リリースのスピードアップ
- オフィスの増床(移転)
- 組織化、人事評価の制度化
- 従業員持ち株制度の開始
外部向け取り組み課題
- PowerCMS 8341の拡販
- SFA、CRM関連の新たなサービスの開発
- クラウドサービスを開始
- モバイル関連製品の開発
これ、全部俺が中心になってやります。2015年は「脱」"エバンジェリスト・ドリブン。"です。色々とお世話にならなければならない皆様も、従業員の皆様も、宜しくお願いします。本気の一年が始まります。