アクセシブルなウェブコンテンツはもっともっとたくさんの人にリーチする。

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WEDGE表紙

「不況でもモテモテの外国人労働者」だそうである。

さて、ウェブアクセシビリティが大切ってのがウェブ制作の現場(ビジネスの現場)で理解されにくいという話は以前からあって、JIS X 8341-3が誕生して知識としての理解度は深まったり普及したりしたものの、昨今の不況のあおりでまたそういう話が出て来ているらしい。

予算がつかない。わかりやすいビジネスメリットが無いという話。

ここに書いた話では、結局はHTMLというソースの再利用の話で、厳密にはイコール アクセシビリティの話ではない。

SEOの話もそう。検索順が云々ってのは所詮SEOの話であって、やはりイコール アクセシビリティの話ではない。

ところが、少しばかり状況が変わって来た(ように思う)。

本質的に一つのソースを様々なデバイスで利用可能にしたり、再利用可能なコンテンツ、という本来の「アクセシビリティ」の話である。SEOなんかの話ではなく。

  • 自動翻訳の質が上がってくることで、アクセシブルなウェブコンテンツは機械的に翻訳されやすくなる
  • アクセシブルなウェブコンテンツは、読み上げやルビによって日本語の語学力の低い人の助けになる*

例えば「漢字を読むのが難しい」日本語を学習中の外国人にとっては、翻訳出来るだけでなく、音声で読み上げたり、自動的にルビが振れることが理解を助ける役に立つだろう。

以前にも少し書いたことがあるのだけれど(時々ではあるけれど)、以前公開したPDFをテキスト化したり、コンテンツにルビを振れるサービスについていろんな人から感想やお礼のメールをもらうことがある。意外と「ルビ」が喜ばれているのだ。日本へ留学している留学生の人なんかに。

そしてiPhoneとか、今ここでMacBookを使ってネットにアクセスしている環境(@N700系、通信速度は速くない)とか。

障碍者や高齢者だけでなく、健常者にも、携帯電話ユーザーにも「iPhoneユーザーにも」「外国人にも」「子供にも」「プアなネット接続環境でアクセスしているユーザーにも」理解してもらいやすいコンテンツ。これをビジネスメリットといわずして何というのだろう。

もちろん、これは外国人労働者が日本で働きやすくなることで社会がどうなる、という話ではなく、単純に「より多くの人にリーチできるウェブコンテンツ」にはビジネスメリットがないと言えるのか? そこに価値はないのか?という話です。

インターネットが普及した社会、グローバル化する社会。情報は国境だけでなく言語やデバイスの壁を越えて人に届けられていく。

さて、それでもサイトのアクセシビリティは後回しですか?

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このページは、Junnama Nodaが2009年5月29日 20:51に書いたブログ記事です。

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