第23回WebSig会議「ストレスフリーのWebプロジェクト~Web担当者に出来ること、制作会社に望むこと~」
公開日 : 2009-06-06 12:57:43
参加中。てか今から始まります。
なんで写真がキッチンタイマーなのかは謎。
くわしくは「後で書く」。以下、あとでまとめる(多分)。
ネットイヤーグループ株式会社 片山さん
- 弱小WEB制作会社時代はリテラシーの差→5万円で出来るよね? いやいや最低30万円
- 何故それをやる必要があるか、同じ目線に立てるか→部署のことしか考えてない?
感情的に満足している人:理性的に満足している人では「感情的に満足している人の方が解約率が低い」(銀行)
感情的に満足するためには?
- 信頼
- 誠実さ
- 誇り
- 情熱
クリエイティブに拘っても必ずしも満足されない(制作者都合やクリエイティブ、技術指向)
受注側から見て
出し戻し、どんでん返し、やるべきことをやってくれない、コンセプトがない、絵をみると色々思いつく、言うことが変わる
コトバの定義、コンテクストの違い
受注側を離れて考えてみる
買い物をする時? 散々迷って違うモノを買ってみたり。 納得して買う、満足するのが大切。
色々迷いながら納得した買い物がしたいよね。
振り回されないってのはありえないんじゃないか? → どうしたら相手の考えが整理されるかを考える→プロセスを踏む
オーダーメイドに慣れている人は少ないんじゃない? (WEBサイトってオーダーメイドだし)
例えば服。何を着たいですか? →サンプルを示してみたり。
最初に提示した案になったとしても、プロセスを踏むことが大切。
※この辺経験ある。いきなりデザイン提示しても決められない。例(サンプル)を見て雑談したり、言葉を引き出したりして、その後提示すれば「お客さん」が作ったデザインになる(後で補足するかも)。
コンシェルジュ→コトバの奥で望んでいることをスクイとる
担当者がそれを望まない限り、どんな良いものでも世の中に出ることはない
同じ目線になるように頑張る。
エンドユーザーの満足度を上げるのも大事だけど、顔を合わせている担当者を満足させることはもっと大切
どうしたら担当者がその社内で評価されるのか?
TCO(Tantosya Communication Optimization!)
発言の概念
- 発言の核となる事象/トリガー(ミスを見つけた! とか)
- 思惑・意図(今日は早く帰りたい! とか)
- 外部の圧力/制約条件(社長に言われた! とか)
発言には背景があり、本質こそ見る必要がある。
INPUT(問題認知) | EMOTION(感情) | THINK(解を考える) | OUTPUT(答え/依頼)
観察。イラっと来たのは何故? (相手も怒られた、とか←ありがちー)
担当者のこと(プライベートや感情、モチベーションとか含めて)を知る
頼まれたら例えば(小さなことを)頼み返して反応が早ければ向こうのプライオリティも高い、とか
それでも...
全体最適化と局所最適化
振り回されるより、振り回すくらいで
- コトバに反応するのではなく、背景を
- 行動、リアクションを予測する
- 期待しない
- リスクを減らしつつ、何か起こったらどうするか考えておく
- 期待値を上げすぎない
- 精神的に追いつめられない
- 自分たちのゴールと相手のゴール
- どうしたら担当者が出世するか
- コミュニケーションコストを見積もる
- 遠い誰かより目の前の相手
すぐにエンドユーザー言うな!
フジイユウジさん
小売・中小企業、Web担「も」やっている方。Web関係の発注経験色々、システム絡み多い。生粋の発注サイダー(笑)
発注側も失敗が(思い出すと凹む)。
発注者も色々。あくまでもその前提で。
ストレスフリー→それ無理じゃね?
産みの苦しみから逃れることは出来ない。むしろ「大変」前提
失敗例1:担当者変更(最初の人が良かったのに...)
せめてクオリティは担保してね。不確定事項を決定事項のように言わないで。ウチは何でもできますとか言うもんじゃないんじゃね?
Web担当にできること。RFPに発注条件を書いちゃう。逆に状況とか変わっちゃうことがあるので、社内調整時間を読んでおくこと。
会社の「制作実績」と、担当者が違う→品質管理ができていればOKだし
専任でやるって言ってたのに(裏案件がデスマると悲惨だし...)
営業トーク宛になんない
失敗例2:打合せで決めたことの半分しか出来てない!?
議事録ない、仕様書に落ちてない
議事録作成しないの? 発言録だけでも(確かにこれ大切)。
仕様書と議事録は別にしておく。発注側は仕様書より「自分が言ったこと」大事にする。
仕様書と議事録の整合性とらないエンジニアさんとか多い(←ホントかよ!?)
議事録なのに中身はQAシート!?
レビューとかテストしろよ。検収はテストの場ではないじゃねーか(←ごもっとも)。
制作系スキルが必要な領域まで検収チェックさせない(←ここ難しいところだな...)
とはいえ、現実は「いかに安く作ってももらうか」だし。
でも、リスクを誠実に伝えてあるかどうかは重要(←そう、これ重要)。安い理由。
最安200万、最高1億5千万!(いちおくごぜんまんえんーー!)
でも、違うもんなんだから。
脆弱性、SEO(基本はきちっとやれってこと)
Web担として
- 良く説明を受ける。発注前にワークフロー全体に説明をうける。
- ワークフローに言ったのにスケジュールがあがってきたら危険。
- 見積もりに含まれるもの、含まれないものを見切る(金額ではなく中身)
- どういった時に追加コストが発生するか
- 契約書重要(請負か権利か、請負契約書か売買契約書) / 契約書の読み合わせ(←これ、いいなぁ)
- マイルストーント決定承認プロセスを明確に
- 意外とプロジェクトは管理されてない(←...)
- 制作のプロはヒアリングのプロではない
- 目的を伝えているのか手段を伝えているのか
- 社内調整
- 理由を求める(技術的な問題かコストの問題か→代案が生まれたりする)
- 発注側の発言の影響
- 運用まで考えるために
- 「言った」じゃなくて「書く」
発言中心開発。