アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ


スターシステムとかマッチョとかウィンプとか。


公開日 : 2008-03-07 01:34:43


皆さん(誰?)の好きな言葉で言うマッチョとかギークとかとウィンプとかの関係について気がついたので書くよ。

マッチョを集めて強い組織を作るってのは「スターシスタム」のようなもので、最終的にはフリーランスの集団のようになっていくのだよ。組織に属する必要すらないスキルを持った連中が集まって何かが生み出せればそれは素敵なことかもしれんが、最終的にそれは会社を通じてやる必要もない。

本当の「マッチョ」は「ウィンプ」が高い生産性を持てる仕組みを作るのだ。

つまり、普通にやってたら稼げる仕組みを作って、自分の仕事すら意味のないものにしてしまう。本当のマッチョは「俺がおらんと会社がなりたたねぇから」とか言わない。

会社にいる意味ってのは、自己のスキルとかセンスとかで食える以上のリターンを「会社に属することで」得られるしくみがあるかどうか、につきる。自分のスキルが10として、この会社にいれば15とか20は稼げるよね、ということなんだ。

でなければ「フリーランス」でいいし、「スターシステム」でいいじゃない。

そしてもう一つ大切なことは、その仕組みの中で成果を上げていて、ステップアップしたいという思いを持っている「ウィンプ」を「マッチョ」に引き上げてあげられるかどうか、なんだ。

人の価値観は様々だから、「俺はマッチョになんかなりたくねぇ」ってのも選択肢だ。それはそれでちゃんとやっていけるインフラを提供するのが会社というもの。その中で、「自分自身が気づかなかった」マッチョになれる何かを見つけて引き上げてやるのも会社というものだ。

というようなことを最近考えていて、それは5年ほど会社というものをやってきてはじめて分かったというか感じたことである。

僕は「マッチョ」ではないから、それが分かるのだ。

そして、これが「会社2.0」なんじゃないか、と思っているところ。わかるかなぁ。<<イマココ

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野田 純生 (のだ すみお)

大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の代表取締役社長であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ