MT4, MTOS, 告知, 雑多な話題。
公開日 : 2007-10-20 11:29:09
そろそろ受託仕事での商用サイトをMT4でリリースしていくケースが増えてきた。商用サイトであればそれなりにヘビーに使い込むことになるし、僕のようにプラグイン書いたりソースと睨めっこして徹夜して悩んだりする人間はバグも仕様も含め色んなものが都度発見されて、それはその都度フィードバックするようにしている。
このくらいの機能を持ったソフトウェアにバグがないなんてことは考えにくいわけで、きちんとそれを把握して適切な処置をして次のリリースで修正するとかパッチを提供するとかやっていけばいいのだと思う。ただユーザーとのコミュニケーションとの取り方とかアナウンスの仕方って結構難しい。時代が時代(CGM? つまり簡単に発信できてしまう時代) というかソフトウェアがCGM生成ソフトそのものであるわけだから、対応を間違うと(間違えなくても受けた側が「間違えやがった」と思ってしまえばそれまで) 何を書かれるかわかったものじゃない。
(あ、別にこのエントリーは不満を書いているわけではないのでお断りしておきます)。
企業がプロダクトとしてリリースしているソフトウェアであれば各種「大人の事情」があってリリースの方針もあるだろう。例えば毎日のように修正版がリリースされることが良いという人も入れば悪いという人もいるのだし(もっとちゃんとテストなりしてから出せよとか、まとめてくれよ、手間かかるとか)。
などと考えたのは、僕も何らかの製品をユーザーに提供する形のビジネスをやっていきたいという思いがあるっていうのと、MTOSってどうなったんだっけ? ということを考えたからだ。MTOS(というよりオープンソース)のことを考えたのは、MT4で一つわかりやすい? 不具合を見つけて、それは既にフィードバックしたし次回は確実にFixされるだろうからいいとして、既に動き出しているサイトにおいてはそれを待つわけにもいかないし。
「タグ」を空に出来ない問題
わかりやすい不具合? と書いたのは『エントリーの編集時に一度「タグ」を付けると空にできない』件。あんまり話題になってる風もないなぁと思っていたのだけど今進めているプロジェクトでは運用上困る。
なので、パッチではなくプラグインを書いた。MTではそういう対処が出来る。本体に手を入れるとサポート対象外になるし、かといって目の前の問題をクリアしなければならない時にフィードバックを投げつつプラグインで対処しつつ次のリリースで修正してもらう、というサイクル。
せっかくなので晒しておきます。期間限定ですけどご自由にお使いください
TagRemover Plugin
受託のWeb屋は顧客にサービス提供する立場だから、何か問題を見つけてメーカーにキレてる暇があったら簡単なプラグインの書き方くらいは身につけておいた方がいいよ。
MTOSは12月?
話を戻す。製品でなくオープンソースであった場合、もちろんそのコードにコミットする人とかそれを支える人たちが問題の認識をして、対応するコードを書いて、アナウンスして、利用する人は自己責任でそれを使う。それでもソフトウェアやプロジェクトによってルールや風土も違う部分があるだろう。
現状ではMTOSにおいてはその辺の話題もさっぱりだし、何かその後の展開が予測しづらい。
Movable Type.org - Home for the MT Community: Welcome to MTOS: the Movable Type Open Source Project では時折投げられるコメントに対してByrne Reese氏が返答を返す形で9月頭くらいで一旦やりとりがなくなり、1月以上経過して、
What is happening with MTOS? Will it be available soon?
という書き込みがあり
What is the Movable Type Open Source project? のブロックではQ3に打ち消し線が引かれ、Q4に訂正されている(書き込みと訂正のどちらが先かは知らない)。
to be released in
Q3 2007Q4 2007,
(del要素でなくstrikeなのが何だか...ではあるけど)
すんごく控えめに告知
まぁ、MTOSをどうするかについてはリリースするSixApartさんが最終的に色んな判断をして行うことになるだろうしそれでいいと思う。
ただ...11月半ばならさすがにいい加減何か形が見えてるからなってことで、話す予定入れちゃったのよね。
関西方面の方でMTのヘビーユーザーの方、MTOSに興味津々のそこのあなた。関西オープンフォーラム (関西オープンソース2007) で宜しければお会いしましょう。