成功ってのはメディアが判断するものではなく、ましてや世間が判断するものでもなく、誰あろう自分自身が判断すべきものではないのかね?
公開日 : 2006-07-03 01:57:12
少々長いが引用する。 Web 1.0に学ぶ失敗しない法則--グーグルをつくれなかった男の話 | CNET Japan
Direct Hitは1999年までは堅調で、株式上場の申請も出した。SunのサーバをIntelベースのマシンで置き換える作業も始めた。しかし、他の検索会社のようにブランドとして認められることもなかったので、2000年1月、Ask Jeevesに同社株の12%(約5億ドル)で売却する道を選ぶ。 ドットコムバブルがはじけるとAsk Jeevesの株価は反騰し、2005年にInteractive Corpに18億5000万ドルで買収された。それでも、Direct Hitには2億2200万ドルの値がついたことになる。Googleの敷地に灯されているすべてのラバランプの代金にも満たない額だが、それでも大金であることに間違いはない。
これを「失敗」と呼ぶ人たちは(あるいは、「失敗」と書かれて何の疑問も感じない人たちは)どんな成功ストーリーを描いているというのだろうか。 みんながGoogleになりたくて、それこそが成功のモデルで、この記事のような「失敗」をしなければそうなれると思っているのだろうか。 これを「成功」でなく「失敗」と捉えてしまう人ってどうなんだろう。 何をもって成功とするのか。少なくとも(僕が)会社を始めるときは不安との戦いだったし、皆がMicrosoftやGoogleになれるわけではないこともわからなくてどうして起業なんかできようか。 Googleになれなきゃ「失敗」だったら、世の中は失敗のオンパレードじゃないか。 成功ってのはメディアが判断するものではなく、ましてや世間が判断するものでもなく、誰あろう自分自身が判断すべきものではないのかね?