アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ


ビルゲイツが特別なんじゃなくて、それはすごく当たり前のことなんだ。


公開日 : 2006-03-21 02:56:47


標題は「リーダーシップについて思い出したこと」だが主題は「プロジェクト の責任者の役割」について。 Life is beautiful: リーダーシップについて思い出したこと

ビルゲイツ:(机を激しく叩いて)市側が十分なバスを手配してくれなかっただって?バカなことを言ってるんじゃない。市側が適切な対応をしなかったら、市長の首をねじ上げててもバスを手配させるのがお前の仕事だろう。それでも市が動かなかったら、隣の市からバスを借りて来るなり、軍にトラックを手配させるなりして、何としてでも市民を非難させるんだ。 Fema:しかし、市も軍も私の指揮権の及ぶところではありませんから… ビルゲイツ:(ますます真っ赤になって怒って)指揮権がなんだっていうんだ。人の命がかかっているんだぞ。軍に要請を出して動いてくれなかったら、大統領に電話して命令を発動してもらうのがお前の仕事だろう。何のためにお前に高い給料を払っていると思ってるんだ。

そうそう、その通り。読んでおけよ。どうせ読むなら以下、読み替えて読め。

  • ビルゲイツ→社長
  • Fema→部下
  • 市側→外注先(同僚、でも良い)
  • バスを手配して→納期を守って
  • 市長→外注先の担当者とか担当者の上司とか
  • 隣の市からバスを借りて来るなり→他の外注先を手配するなり
  • 軍にトラックを手配させるなり→社内の他のスタッフに助けを求めるなり
  • 市も軍も私の指揮権の及ぶところでは→私には外注とか社内の他のスタッフへの権限が
  • 指揮権→権限
  • 人の命が→納期が、売上げが、今後のリピート受注が、会社の存続が
  • 軍に要請を出して→外注先も社内も誰も
  • 大統領に電話して命令を発動してもらう→社長に電話して手をうってもらう

社長ってのは(僕にすればあたりまえだが)、どこでも同じことを言うはずである。ビジネスとはそういうものだからだ。 まぁ、それはそれとして。 この文章に僕は経営者として共感を覚える。でもね... これ、すんごく当たり前のことです。立場を入れ替えると分かると思うけど。

社員:今月の給料が払えない?(机を激しく叩いて)クライアントからの入金遅れたって?アホなことを言わんでくださいな。クライアントがどうあれ、入金が遅れたら銀行行って金借りてでも、給料ちゃんと払うのがあんたの義務でっしゃろ?それでも銀行が金貸してくれへんかったら、親の土地売ってでも給料くらいは確保してくださいな。
社長:しかし、銀行行っても金借りられへんし、親の土地は僕にはどうにんもできひんし…
社員:(ますます真っ赤になって怒って)銀行が貸してくれへん?寝言ゆーたらあきまへんで。わしの給料かかってまんねんで。銀行も親の土地もあかんのやったら、サラ金に行ってでもわしらの給料払うんがあんたの仕事やろ?何のためにあんたに毎日怒られながら辛抱して働いてると思ってまんねん...

社長の最も大切な仕事であり義務は、きちんと社員を食わせていくことだ。社員であるあんたの仕事はプロジェクトをきちんと遂行させることである。これができなくて何えらそうなこと言えます?つまり、仕事に対してどこまで真剣になれるかの勝負なんだ。 だから、これ読んで、目からウロコが落ちた人、甘いよホンマに。

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野田 純生 (のだ すみお)

大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の創業者であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ