アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ
公開日 : 2006-02-05 13:21:04
らしい。
2004年の1年間Internet Explorer(IE),Firefox,Operaという3種類のWebブラウザを追跡調査し,「危険であると知られていた(known unsafe)」日数を数えた。ここでの「危険であると知られていた」の定義は,「遠隔地から悪用される可能性のあるセキュリティ・ホールが公表されたにもかかわらず,修正パッチが提供されていない状態」である。
IEは98%が危険日。パッチ未提供の公開済みセキュリティ・ホールが存在しなかったのは,年のうちわずか7日。 Firefoxの危険日数は15%、Operaの危険日数は17%ということらしい。 信憑性があるのかとうかわからないが、年のうち7日ってのは酷い。 こんなものを「便利だ」とかいって使っているわけだ。 Webサイトはいつまでもβ版ってな感じで、それでもビジネスは成立しているわけだが、Webブラウザだっていつだってβ版だ(これがセキュリティに関わることだからなおたちが悪い)。こんな脆弱な基盤の上で買い物や商売をしているってことは、きちんと認識しておくべきだと思う。
大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の創業者であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ