街を歩きながらJIS X 8341-3:2010の達成基準 1.4.1 を理解する(その2)

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他の箇条の話しで続けたかったのですが、今朝移動している最中にひとつ好例? を見つけてしまったので一昨日の続き。アクセシビリティの試験や評価をするとき、私は評価や試験はそんなに難しくはないという派?なんですけどね、事例の引き出しを増やしておくこと、経験しておくことが問題の発見を素早くするということは言えると思います。

御堂筋線、大国町の次は、何駅だ?

ちょっとコントラストを変えているのはインチキであることは告白しておきます。以下は大阪市営地下鉄の路線図をグレースケールにしたものです。縦、ほぼ中央の線が御堂筋線。新大阪から市内中心部へ向かう線です。ウルフルズが大阪ストラットで心斎橋行きの〜って歌にしている、あれです(よく考えると心斎橋行きの切符っておかしな表現ですな)。

大阪市営地下鉄の路線図をグレースケールで見た時

本町→心斎橋→なんば→大国町、と来て、次は何駅だ?何駅でしょうか?花園町?に見えるわな。これ。さて、正解は色のわかる人は下記のオリジナルの写真でわかることでしょう。正解は動物園前、となるのでした。

大阪市営地下鉄の路線図。通常のカラー表示

18時12分追記、改良案

最近イラレとかインストールしてないのでなんちゃってな線でごめんなさい。この大国町駅あたりに限って言えば、四ツ橋線をちょっと手前でくいっと曲げてやって、御堂筋線のX座標とちょいズラしてやればずいぶん理解しやすくなる筈です。もっと簡単な対応としては線の太さを変える、という方法もとれますね。

大阪市営地下鉄路線図-修正案

18時47分追記、もひとつ追記

中村さんにご指摘いただきました。Y16/M21(大国町)、Y17(花園町)、M22(動物園前)てのが併記されているので、正確には色だけには依存していないと。確かに。

カラーユニバーサルデザインという考え方

東京メトロの路線図をカラーユニバーサルデザイン(CUD)に対応させたものが、少し前に話題になっていました(良い例で)。東京メトロの路線図ではありますが、福島県のページによくまとまっていましたのでこちらを紹介しておきます。

カラーユニバーサルデザインガイド CUDの具体例(路線図)です - 福島県ホームページ

福島県ホームページのカラーユニバーサルデザインガイド
  • 各路線特有の色を保ちながら見分けやすい色相を選択
  • 線は太くして色の面積を充分にとる
  • 路線が交差する箇所に境界線を設ける
  • 色弱者が見分けにくい線に、一般色覚者が気にならない程度のハッチングを加える
  • 線上の路線名や凡例の色名などの情報を追加

カラーユニバーサルデザインに対応した路線図がこのページで紹介されています。

カラーユニバーサルデザインに対応した路線図の例(福島県ホームページより)

問題となりがちな箇所についての経験則を蓄積しておく

富士通のページ(7.1.4.1 色の使用に関する達成基準 : 富士通)では、グラフの凡例における問題の例が示されています。

地図、グラフには1.4.1に関する問題が混入しやすいので注意しようね、というお話でした。

ぼさっと歩いてんじゃなくて、街の中にも考えるヒントはいっぱいあるよ、と。

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このページは、Junnama Nodaが2014年10月14日 10:44に書いたブログ記事です。

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