アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ


RCMS紹介 国内成長率No.1 てのが、嘘みたいな話で悲しい件。


公開日 : 2014-04-23 01:56:42


Facebookでたまたま見かけたのですが。

国内成長率No.1 ! 1600社超の導入実績

喧嘩は好まないのですけどね。でも、疑問だったので聞いてみたのですね。ウォールへのコメントで。

  • No.1の基準は何でしょうか
  • 売上か、導入数か、シェアか、その他の何かでしょうか?

答えはウォールへのコメントではなくで、ダイレクトなFacebookのメッセージでした。回答は私信ですから、そのまま引用はしません。

ひと言で言えば、

調査会社のデータの、取引社数を確認した

そういうことらしい。でもね、そういう事実は書かれていないのですよ。しかも...

冒頭に書いたのですが、喧嘩をするつもりはないのです。ただ、客観的に、書いてみますね。

  • ECバイヤーズさんのサイトでMovable Typeがいくら売り上げようと、シックス・アパートさんの取引先の会社数は増えないですよね。
  • PowerCMSのパートナー様の販売数が増えても、当社の取引先会社数は増えないですね。

つまり、

  • 直販してる
  • 調査会社の「取引会社数」を適宜更新してる

前提での数字を、No.1と謳ってるわけです。ウチ的には調査会社の取引社数とか、まともに出した記憶がなかったですね。盲点でしたよ。びっくりした。

てのは、そういう前提の、というか、前提を作って謳ったわけですね。

ひと言で、それが間違ってるとか、そういうことを謳うことがあかんとか言う気もないですが、且つ、それでウチよりどうこうと言う気も全くないのですが、ひとつ、いや二つ。

  • ネットは何でも有りなのか? 広告の審査もなけりゃ、言ったもの勝ちか?
  • No1.という、うたい文句が欲しければ、調査にお金かけつつ、根拠をちゃんと示すとか。そのくらい必要でしょ。

だから、このうたい文句は「大阪で一番安い自転車屋」と同じレベルのキャッチなわけですね(それが悪いとは言わないです。買う人が分かってる前提なら、そういう洒落ってありかと思う)。それって、ネットの、Webの未熟さの典型なんじゃないですかね。

つまり、RCMSは No.1でも何でもない

と、いうことです。もちろん、ウチがNo.1であるということも言えないし、っていうか、No.1であるなんて、僕は口が裂けても言えません。(追記)No.1であるかもしれないし、ないかもしれない、その程度のもの、ということ。

伸びてるんでしょう。顧客の数が。でも、それでNo.1と言い切っていいのですか?

正しい反応としては、

真面目に回答いただいたことについては、(偉そうな態度を取るつもりもないけど)評価に値すると思います。放っときゃよかったんですよ、俺のツッコミなんて。

ただ、この程度の裏付けでNo.1を謳うってことは、Webの信頼性を損なうことに加担してる、というか、誰もが発信できるWebという媒体における広告の媒体価値を下げることなので、やめましょう、ということを言っておきたい。そんなの言わなくても、自分たちの製品やビジネスが良いものだと信じていれば堂々と商売できるだろ、と。

切磋琢磨して、商売頑張りましょうよ

ただ、No.1とか、言うな。言うならその根拠なり基準を示せよ、と思う。

サポート満足度No.1 と、本当はいいたいですよね、俺たちもさ。

俺たち的には言いたいです。こんな風に言っていただけたらありがたいです。俺が泣きたい。

でも、No.1とは言えない。No.1てのは他者との比較ですからね。言いたければ、お金かけてデータを揃えて、それを明示した上で(その範囲で)うたえ、と思うわけで。

と、いうことで、RCMSが国内成長率No.1てのはそういうことだ。

明日からまた地道に頑張れ、と思う。地道にやってんだから、俺だって。



このブログを書いている人
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野田 純生 (のだ すみお)

大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の代表取締役社長であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ