イマドキノワカモノ、介護福祉、ウェブアクセシビリティ、同窓会の役割。

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「介護福祉」を学ぶ学校の取材に行ってきた。

視覚障害者を誘導? するときは、自分の右腕を左手でつかんでもらって左側一歩手前に位置して言葉をかけながら一緒に歩く。

なぜなら右手で杖を持っている人が多いので。だから利き腕が逆の人だったら反対に右側一歩手前に位置するのだ。

アイマスクをして歩いてみると、いかに「段差」が鬱陶しいか良くわかる。

話をした彼女・彼らの多くが身近な体験をきっかけにして進路を選択している。

「両親が共働きで、祖父母に可愛がってもらった」そして「祖父母が体調を崩してケアが必要になった」、とか、「過疎化で高齢者が多いところで育った(で、近所のじいちゃんばぁちゃんに可愛がってもらって、何か恩返しがしたい)」とか。皆がハキハキと、しっかりいた口調で語ってくれて少々驚いた。自分の学生時代のなんと目的意識の無くいい加減だったことよ。

皆、しっかりと挨拶するし「イマドキノワカモノ」って言葉のイメージが反転した一日だった。

1回生の夏、介護福祉の実習にはじめて行く段階で、必ず何人かは音を上げるそうだ。先生が巡回指導に行くと先生の顔を見て泣き出す人も多いらしい。ただ、2年生になると顔つきが変わってくる(取材に行ったのは短期大学)。1回生の夏をこえるのが一つのヤマなのだそうだ。何かそのあたりは話を聞いてよく理解できた。

介護福祉の仕事は人材不足。資格や就職のことを考えて進学してくる人たちが多い。地方自治体が奨学金とか色々整備しているが、むしろ必要なのはそうやって「泣ける」場なのかもしれない。学校だったら実習から戻れば仲間も先生もいる。一旦社会に出ればそういった場は殆どなくなってしまう。

介護福祉を学ぶ学校がそういう役割を果たせればといいのかな、と思った。介護福祉に限らないけど、社会に出れば辛いことやしんどいことも多いだろう。同窓会ってのは単なる思い出を肴に酒を飲む会じゃないんじゃないかな、ということを何となく考えた。

少人数であるが故、みんな仲が良くて明るい(少なくとも僕が感じた限りはそう感じたし、多くの学生たちの言葉からもそういった言葉が発せられたし)。「学校」にこそそういう役割が果たせるのではないだろうか。

「全入時代」である。大学や短大の価値ってのは、そんなところにも見いだせるんじゃないか?

転じて、自分の仕事を鑑みるならば、「ウェブアクセシビリティ」を技術的な側面で考えるだけじゃなくて、ましてや「ユーザー」のことを考えるだけにとどまらず、障碍者や高齢者を支援する人たちの目線を含めて考えることが大切なんじゃないかな。そんなことを感じた一日。

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このページは、Junnama Nodaが2007年9月24日 05:26に書いたブログ記事です。

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