アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ


SEO vs 煽り。


公開日 : 2006-05-17 02:46:10


2.0時代のSEOは「釣り」と「煽り」 | 住 太陽のブログ

以前のエントリ「SEOツールを一挙7点公開」でお知らせしたツール群の公開とプレスリリースの配信について、その反響を踏まえて、僕の狙いや現在のSEOへの考え方などを示してみたいと思います。ここで僕が示したいのは、SEOというのは現在では「被リンクを得る」ためのテクニックとなっており、簡単にいえば「釣り」や「煽り」のように、話題(ネタ)を提供し、ネット上でのコミュニケーションを誘発して被リンクを獲得するものだ、ということです。そして、SEOの本質的スキルというのは、「話題や話題になるアイデアを提供し、煽るスキル」のようなものなのではないか、という考察です。

住さんのエントリーをめっちゃわかりやすい例で示してみる。 ※といいつつちょっと例えがわかりにくかったと思ったので修正(5月17日18時)。 ここでは例を「中古車ディーラー」と例える。

  • プランA:SEO会社に20万円/月 で「検索エンジン最適化」を発注・契約。
  • プランB:SEO会社には発注しない。煽りに120万円。

さて、20万円 × 半年=120万円。 そのお金を「煽り」に振り向けてみる。しかも、質の良い煽りに。 質の良い煽りとは、ネットの住民が煽りに反応して且つ反応がサイトのテーマと一致していることを指す。 具体的には...(すごく単純な例で) 『あなたのBlogにリンクを貼ってトラックバック!
抽選で120万円相当の程度良し人気の中古車をプレゼント!』
もちろんBlogで、できるだけセンセーショナルなコピーをつけて。懸賞サイトとかにも情報を投げ込む。 120万円相当の中古車は中古車ディーラーにすれば原価120万円を当然切るだろう(あたりまえ)。 さらに120万円を切った差額をインセンティブとして、アフェリエイトに出稿。 みたいなキャンペーンを打ったとして、しかもそいつがネットで盛り上がったとしたら... 仮に、これで多大なリンクが貼られたとして、リンクテキストが 『○○中古車の「程度良し人気の中古車をプレゼント!」に応募』 とかだったら... キーワード『中古車』に対するリンクポピュラリティはあがるでしょう。あがりますよね。SEO屋さんならわかるでしょう? つまり、従来のSEOと「煽り」のどっちが勝つか、みたいなことにならないか?同じコストをかけて、どっちが強いのだろう? ※(追記) ブラザーとかがやってましたっけ?

Webマーケッターとしては、「そのお金、どこにかけたら最大の効果に繋がるの?」を考えて提案する必要があると思うのだ。 『検索順を上げたい?じゃぁ、僕らに払う報償と「煽り」のコストの効果を比較して、効果のある方にお金使いませんか?』 ってなことを平気な顔で言えるのがWeb受託1.1(←もうえーわ!)

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SEO


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野田 純生 (のだ すみお)

大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の代表取締役社長であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ