随分ご無沙汰してしまったのですが、本年も引き続きよろしくお願いします。

さて今年の最初は実用性があるかどうかはまったく別にして(且つ環境を選ぶものですけど)、サンプル的な感じで一つ。

きっかけは(ちょっと時間が経ってしまいましたが)、以下のエントリーから。

本文内の文章を言語解析してくれて、関連するエントリーを勝手に出してほしい

  1. MeCab/MeCab.pmをインストール
  2. MTのタグをMeCabの辞書に書き出して登録
  3. プラグインによってエントリーの保存時に形態素解析してタグを抽出して自動的にセットする

というものです。タグを辞書に登録するのだから素直にDB見に行ってやればいいってのとそういうのもどっかで公開されてるんですが、あくまでもサンプルとして作りました。「名詞,一般」で2文字以上であれば自動登録とかの方法でやってもいいと思いますが、タグっぽくならないはならないので(関連エントリーのためだけに使うのであればそれでもいいと思いますが大量のタグが保存されて重くなるという懸念もあります)、このあたりは工夫の余地があるでしょう。

辞書へのタグの追加は MeCab: 単語の追加方法 を参照いただくとして(テスト用途であればユーザー辞書として登録するのがいいかと思います)、インデックス・テンプレートに下記のように記述して辞書登録のCSVを作るための kanji2kana モディファイアも作りました。

<MTTags><MTTagName>,-1,-1,1,名詞,一般,*,*,*,*,<MTTagName>,<MTTagName kanji2kana="1">,<MTTagName>,Tags
</MTTags>

このインデックステンプレート(を再構築して生成されるcsv)を辞書に登録してエントリーを保存すると自動的にタグ付けされます。表記のゆれについては別途辞書に登録してやって吸収することが出来るでしょう。これに加えてogawaさんの TagSupplementalsプラグイン で関連するエントリーを出すようにすれば「本文内の文章を言語解析してくれて、関連するエントリーを勝手に出してほしい」ってのに近い環境が構築されないでしょうか?

※備忘録的にローカルMacの辞書登録コマンドをメモ

sudo /opt/local/libexec/mecab/mecab-dict-index -d /opt/local/lib/mecab/dic/ipadic-utf8 -u user.dic -f utf8 -t utf8 dict.csv

ということで(謎)今年も頑張って色々ネタとか提供していければと思いますのでよろしくお願いします。

CMSContextプラグインをMT5対応として今日の勉強会向けに修正(ついでに会場でさらに修正)しました。entry/page/category/folder/blogあたりのコンテクストセットするついでにログインしてCMS操作しているユーザーのコンテクストもセットするようにしました。あとあんまりテスト出来てないですけど MTIfUserCan permission="rebuild" とかで再構築権限があるかどうかとか、権限の分岐できるようにしました(他にも2回呼び出された時にロードしなおさないようにしたとか細かい修正ちょこっと)。

CMSContext/tmpl以下にエントリー編集画面でタグ入力を支援するインターフェイスを提供するテンプレートのサンプル例が入ってます。

タグ入力支援インターフェイス

ついでにLove再構築のひな形となった今日の勉強会用のダッシュボードウィジェットも上げておきます。

あと、僕には珍しくちゃんと配布資料用意していったから、それも上げときますね。

Love再構築。

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本日MT5勉強会で管理画面カスタマイズテーブル担当させていただきました。エントリー編集画面のカスタマイズ例で説明してからダッシュボードウィジェット作る課題ってのをやったのですが、僕の作ったのをとりあえず上げておきます(みんなまだ飲んでるだろけどなw)

Love 再構築ダッシュボードウィジェット

今日はありがとうございました。みんな俺のことも忘れないでなw

ユーザーダッシュボードのサムネール画像

前回の続きです。

@usualomaさんからスマートな書き方を教えてもらったので書き方変えて、ついでにいくつか追加。

  • ユーザーダッシュボードに左メニュー(システム)を表示させる
  • This is you ウィジェットを右カラムで着脱可能なウィジェットに変更
  • 時間によって「こんばんは」とかそんなのに変更する

最後のやつは、まぁ要らんっていえば要らんですけどね。

忙しくてあまり触れていなかったMT5ですが、もうさすがにリリースも近いということでいい加減なんかしないといけないと思い、少し集中して触ってみた。

MT4に慣れていればいるほど「あれどこ行ったっけ」ってのが多くて。重要なのは新規ユーザーにとってどうか、という点であるのはわかるけど(もちろん既存ユーザーにとっても使いやすい方がいいはずだ)。

エントリーの投稿画面についてはいずれ感想を述べようと思っているけれども、現段階でどうにも僕にとって馴染めないのが「ユーザーダッシュボード」。

何がって、夜アクセスしても「こんにちは、Junnama Nodaさん」て何だよ(まぁこれは冗談)。

一番思ったのは、左メニューがないこと。最初にログインしたり、ロゴクリックして戻るいわゆる「トップページ」だよね。例えば「グローバルテンプレート修正しないと」とか「設定変更しないと」とか「プラグイン入れてみよう」とか思ってアクセスした時に2アクション以上(最初の移動も2クリック - クリックでプルダウン→システム)必要だということ。正直なところちょっと個人的にこれはどうかと思う。

というわけで追加してみた。簡単にできるかと思っていたけどちょっとハマった。書き方気に入らないのでいずれ書き直すだろうけど(この書き方だといずれ動かなくなるだろうな、という無責任な思いもあるけど)、ご感想等いただければと。

さて、月曜のセミナーの準備しないと。

ユーザーダッシュボードに左メニューを追加

MTIfPreviewプラグインってのをカッとなってアップしたら、たくさん(@usualoma)から

@junnama <mt:IfPreview></mt:IfPreview> は、<mt:If name="preview_template"></mt:If> でもいいんじゃないかと思いました。

と来たもんだw

ときたらMT芸人の先輩としてはさらにカッとなるのが心情というもんで、書いた。プレビュー拡張してIMG要素のALTをチェックするプラグイン。

(追記)MTImgAltCheckブロックタグには、targetモディファイアとして[tag|src]のいずれかが指定できます。tagを指定した場合はtagsモディファイアに評価したいタグをカンマ区切りで指定します。下記の例はMTEntryBodyの中身のみチェックします。

srcを指定した場合は評価したいソースをSetVarBlock等で変数に入れてsrc属性に突っ込んでください。(追記ここまで)

ブログ記事アーカイブのテンプレート

<MTIfPreview>
<h3>
ALT属性のチェック結果
</h3>
<MTImgAltCheck target="tag" tags="MTEntryBody">
<MTImgAltCheckHeader>
<table border="1">
    </MTImgAltCheckHeader>
    <tr>
        <td>alt属性の値:
            <MTImgAltCheckImgAlt></td>
        <td><a href="<MTImgAltCheckImgSrc>" target="_blank"><MTImgAltCheckFilename></a></td>
        <td>
            <MTIf name="__error__">
            <MTImgAltCheckErrorMessage>
            <MTElse>
            チェックOK
            </MTElse>
            </MTIf></td>
    </tr>
    <MTImgAltCheckFooter>
</table>
</MTImgAltCheckFooter>
</MTImgAltCheck>
</MTIfPreview>

結果はプレビュー時のみ表示されます

プレビューでの画像のALT属性チェックの結果

ループの中ではMTImgAltCheckErrorCodeタグで以下の4種類の値が所得できます。

エラーコードエラーの内容
1ALT属性そのものがない
2ALT属性が空
3ALT属性値がファイル名と同じ(MTだとありがち?)
4ALT属性が(半角)スペースのみ

ALT属性が空でもいいときあるじゃんとか言うなよ。そういうのはちゃんと確認してチェックするんだ!

ダウンロード

ライセンス:Artistic License

MTIfPreviewプラグイン。

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ブログ記事とかウェブページ作成時に「確認」ボタンクリックしてプレビューする時だけ内容が出力されるブロックタグ(条件)タグです。

昨日のエントリーをちょっとだけ受けてカッとなって書きました(何自分でカッとなっとんねん!)。ひょっとしたら同様のものとか標準もしくは誰か書いてるかもしれませんw。出力されるテンプレートとプレビューの状態が何か違うケース、同時に生成される他のアーカイブの一部を確認させたいケース(わかるかな...うまく伝わるかな)、まぁ活用法は皆さん次第ということです!

<mt:ifpreview>
<!--「確認」クリックでプレビュー時のみ表示-->
</mt:ifpreview>

「自己満足CMS脳の制作者が陥る20の失敗」って本書いたら売れると思う、ってつぶやいたのはいつのことだったろうか。これ定期的に思うテーマなんだよな。MTや当社のCMSに限らない話として。お前ら、ってのはつまり俺たちのことだけどね。

Twitter / Junnama Noda:MTEntryMore, MTEntryExcerptが書いてないエントリーアーカイブのテンプレート、それは「バグ」だ。

「機能しないボタン」はバグと言っていい

ボタンでなくて「タブ」だけど。例えばMTで「続き」って入力フィールドがあるよね。「キーワード」でも「概要」でも何でもいい。

入力フィールド(「続き」タブ)

でね、ここに入力しても何も出ないわけ。いや、出るんだけどね。テンプレートに書いとけば。

で、聞くでしょ。必ずこういうんだ(必ずじゃないけど大抵こういう)。

「続き」は使うこと想定してないので、ここ出ないんです。

※引用元があるわけじゃないんだけど誰かの発言の引用だからblockquoteにしたった。

いや、出ないって「続き」ってラベル付いてて入力できるようになってんじゃん。他にも色々あるよ。細かい解説は書かない。羅列だけするよ。もしこのテーマで話しろっていうんやったらいつでもどこでも話すから言ってね(誰に言ってんだよw)

  • 出力されないんだったら、フィールド消しておけ(入力したのに出ないんですけど/あ、それ出ません仕様です)
  • 消せなかったら、注釈入れておけ(出ないんですけど/あ、それ出ません仕様です)
  • デフォルトスタイル消すなら、全部定義しなおしておけ(タグ入れたのに見た目変わんないです/あ、CSS初期化してまして...)
  • デフォルトスタイル消してんのにエディタのボタンに表示されてるって何だよ(ボタンクリックしたのに何も変化がないんですけど/あ、CSS初期化してまして...)
  • 使える機能はすべからく機能するようにすべし(「確認」クリックしてプレビューしてもデザイン反映されないんですけど/あ、このブログは「ウェブページ」使う想定してなくてテンプレートないんですよ)
  • 期待通りに動かないものは期待通りに動くようにするかラベル変えるか注釈入れるかボタン非表示にするかインアクティブにしておけ(「表示」ってクリックしても全部トップページ表示されますよ「確認」ボタンクリックしてプレビューしてもデザインされへんし/あ、これブログ記事として使ってなくて、一覧ページに表示させるためのエントリーでして...)
  • 触って欲しくないなら隠すか注釈入れとけよ(管理画面いじってたら表示がおかしくなっちゃいました/あ、これ消しちゃったんですか、消したら駄目なんです)
  • 後で使う人のこと考えて構築しろよ自己満足だろそれ(すいません、一カ所テキストなおしたいだけなんですが難しすぎてどこ修正していいかわかんないです/あ、インクルードしたモジュールの中のSetVarしてるところの後のif分岐でループがWeb2.0で...)
  • 運用でカバー言うな!(はー、こうやって使うんですか...言われてみたら理解しました/あ、これCMSのデフォルトで出来ないので頑張って実装したんです無理矢理...)

まだあるけど代表的なものはこんな感じですね。括弧内の前半はお客さんの心の声、後半は制作者の言い訳。結局ね、想像力の欠如と経験が活かされてないってのと、みんなツール(CMS)が好きなのはわかるけど、テクニックに走り過ぎなんだよ(走るのはいいんだけどね、努力の方向が間違ってんの)。

どのCMSがいいとか、悪いとかセミナー行って比較検討してってのもいいけど、目の前の仕事でもっとやれることがあると思うし結局こんな仕事してるからお客さんからずっと電話かかってきてしんどいことになるんだ。結局手を抜いたところが自分の首を絞めてるんだよな。

想像力の欠如ってのはアクセシビリティと通じるんだけど、ユーザーがどんな風にそいつを使うのかってのを考えて考えて想像して経験値上げて理解深めていこうよ。お客さんはツールのライセンスを買ってるんじゃなくて、どんな管理画面なりサイトなりを提供してくれるのかってことに対して対価を払ってくれているんだから。

だからね。

どのCMSがいいとか言う前に「俺たち」やることあるやろ!?

既に公式サイトに審査についての考え方を掲載しています。また公表にあたってのコメントについても週明け早々に掲載させていただく予定です。

よって、ここ(私のブログ)に書いている文章については、私個人の考え方に基づく見解が含まれることについてあらかじめご了承ください。

一次審査基準について

今回、まず第一弾として「一次審査基準 - PC版ウェブサイト(案)」を作成、公開いたしました。

最初にお伝えしたいことは、今回公開したのは審査委員で考えた「案」であることです。

10月7日に行われた公開討論会 "だれもが使えるウェブサイト" の際に今回の審査に関する考え方をお話させていただいた通り「公平でオープン」に進めていきたいという思いから「案」の段階で公開しました。最終形ではありません。近日中に皆さまのご意見をいただく窓口についてお知らせする予定です。ご意見、ツッコミ歓迎です。よろしくお願いします。

もう一点、このコンクールは、標題にもある通り「みんなの声で選ぶ」コンクールであり実際にウェブサイトを利用する利用者(市民モニター)の方に評価していただくことが最大の特徴であると考えています。ですので、本来はこの審査基準に基づいた一次審査なるものは必要ないと思っています。

一次審査はあくまでも審査サイト数が多く、評価していただく市民モニターの数が不足することを前提として設けているものです。

よって、審査サイト数と市民モニターの数を勘案して、第一次審査は行わないことがあります。この点を特にお伝えしておきたいと思います。最終的な評価はあくまでもサイトを利用する利用者の方々が行います。

また、一次審査が行われた場合、一次審査の点数は二次審査には引き継がれません(現段階ではそう考えています)。

JISと審査基準について

項目のリストアップについてはJIS X8341-3(2004年度版)をベースにしています。JIS X 8341-3:2009原案ではありません。このことについては議論がありましたが以下の2点により2004年度版をベースにしました。

  • 2009年版はまだ原案段階であること
  • チェックツールが2004年度版をベースに作られていること

但し、一次審査対象ページの抽出についてはJIS X 8341-3:2009原案にある「8.1.2 ウェブページ一式単位 c) ヒューリスティックに選択する場合」を参考にしています。

一次審査基準について

客観的に評価する

一次審査基準の最後のツメ(配点あたり)を行っている時にTwitterでつぶやきながら作業進めていたので、そのあたり少し引用しながら紹介していきたいと思います。

Twitter / Junnama Noda:二次がメイン(人によるチェック)ってのが今回の特徴だから、一次は逆に人の評価をあまり入れたくないのです。二次審査の人が充分確保できたら一次はいらん、っていうのが基本スタンス。

Twitter / Junnama Noda:当然ながら代替テキストやラベルの妥当性はツールでチェックできない。

Twitter / Junnama Noda:title要素は機械チェックで済ましたくないけど適切なものかどうかは主観だし。

Twitter / Junnama Noda:ボタン画像にボタンクリックで起こるアクションを表すテキストが指定されていればOK。テキストの妥当性はチェックしない。

代替テキストが指定されているかどうか、フォームのラベルとコントロールが紐付けられているかどうかというのはツールでチェックできます。但し当然ですがそれが適切か、妥当なものかについては(現時点では)機械では検証できません。

適切、妥当でないものは当然役に立たないかかえって理解の妨げになります。でも、今回は配慮しません。適切か妥当かってのには主観が入るからです。

ここでは「大切かどうか」は切り捨てる、ということです。例えばタイトル要素は大切。「例えば他のページ(HTMLファイル)をコピーして違う内容のページを作った」「タイトルの変更を忘れて内容が全然ページの内容と違う」。これは致命的だと思います。 でも、そこは評価しないのです。

ここ評価しようと思ったら国語のテスト、読解力を問われることになるかと思うのです。審査員を読解力で選んでいないから、ここに点数はつけられません。だからつけない。

この考えは採点は1/0(イチかゼロ)。という考えにも繋がります。配点5点のものは5点か0点。2点や1点はない、ということにしました。

配点のバランスをどうするか

主観を排除するということから「機械的にチェックできる」「人によって違う評価にならない」ものを中心に据えることになります。ただしそれだとJISの項目(満たさなければならないことが明示されている項目)が網羅できません。

どうしても審査員が判断していかなければならないことがあるからです。

一次審査基準(案)26.省略語、専門用語、流行語、俗語などの想定する利用者にとって理解しにくいと考えられる用語に解説があるか(5.9.c)。

そこで、その部分によって配点に差をつけました。主観的な評価は配点を低く[3点]。そして、審査はサイトにつき3名。平均ではなく、2人以上がつけた点を採用。採点は1/0(イチかゼロ)なので、5点、-5点、3点、-3点、0点のいずれかになります。

今回の項目はすべてJISの満たさなければならないことが明示されている項目で構成されています。配点の3点、5点については項目の重要度ではなく、この考え方に拠ります。

加点か減点か

加点か減点か。メーリングリストではFlashやPDFの話が出た時に議論になりました。

例えばPDFがアクセシブルもしくはアクセシブルな代替コンテンツがあれば[5点]とした場合(当初案ではそうなっていました)、PDFのあるコンテンツの方が有利になります。Flashも同じ。

なので、減点としました。じゃぁ、Flash使わない方が有利じゃないか。それは現時点ではその通りです。

でも分かった上でチャレンジはしてほしいと思っています。一般的でない技術(「一般的」の定義は? ってツッコミは当然あると分かった上で)、もしくは「アクセシビリティを確保することに対して敷居の高い技術を敢えて使うからには、そこはクリアして欲しい、でいいじゃない」というのが今回の考えなのです。

Twitter / Junnama Noda:title要素は加点じゃなくて減点にしたいところとか。でもそうすると矛盾が出る。いや、出ないか。これ感覚てか主観だな。

これは僕の感覚的なものですが、TITLE要素なかったら減点! 論外って思うわけです。感覚的には。

でも今回は一般的な技術(X)HTMLやCSSに関わる部分はクリア出来ればすべて加点、です。

ちなみに、TITLE要素がページの内容を適切に判断しているものはを主観的に審査員が判断して[3点]、とすることも検討しました。でもそこは「我慢」。限られた審査員のリソースでっていう前提もあるので、ツールでチェックできるものはそこで判断します。

Twitter / Junnama Noda:画像に代替テキストを提供しているか、ってのは、加点? 減点? だって、画像のないページもあるでしょ?

Flash/PDFは減点方式。であれば「画像」はどうなんだ、っていうつぶやきですね。もちろん画像のないページもあるかもしれませんが今回は「一般的」な技術として評価します。よって画像は評価対象で加点。

一次審査基準(案)15.画像に代替テキストを提供しているか(5.4.a)。

「[配点](すべて)提供している場合[5点] 」としています。(他の項目もそうですが)画像が何点あるかは考慮しません。1点でも100点でも「すべて」満たしていたら5点。ということは、画像が0点であれば無条件で5点となります。

そして、画像を使っているかどうかに限らず、ページ全体の背景色と前景色のコントラストについてチェック項目を入れました(加点対象)。

尚、この項目については aDesignerでチェックすることで客観的判断が可能ということで[5点]にしています。

一次審査基準(案)20.画像やページのデザインにおいて背景色と前景色に充分なコントラストが確保されているか(5.5.c)。

配点に関する各項目の考え方の例

各々の項目は審査基準のページを参照いただければと思いますが、配点に関する検討のプロセス(考え方)についていくつか例をあげます。

一次審査基準(案)1.ページのHTML(XHTML)が規格及び仕様に則り、文法に従って作成されているか(5.1.a)。

  • 一般的なページで利用される技術であることから[加点]
  • 機械的なチェックを行うことにより客観的な評価が可能[5点]
  • よって、+5点

一次審査基準(案)10.ページ内のフォームの入力欄に何を入力すればいいか理解しやすく、操作しやすいか(5.3.b)

  • フォームが使われていないケースも想定されることから[減点]
  • 機械的なチェックに加え、審査員の判断でチェックしなければならないので[3点]
  • よって、-3点

また、同様に「フォーム」を含む項目ですが、

一次審査基準(案)9.フォームなど、すべてのページ内要素(Flashを含む)がキーボードで操作できるか(5.3.a)

  • キーボード操作対象となるハイパーリンクは一般的な技術につき[加点]
  • ツールに拠るチェックだけではチェックしきれないが、審査員によって審査結果に差が生じないと考えられるため[5点]
  • よって、+5点

といった考えで配点を決めていきました。

もちろん「どっちともとれる」項目があることは否定できません。

ツールによるチェックの限界

今回の審査には、Web Inspector 5.11aDesinerを活用します。当然ですがツールによるチェックには限界があると考えています。

JIS X 8341-3 5.5.b ウェブコンテンツの内容を理解・操作するのに必要な情報は、形又は位置だけに依存して提供してはならない。

これに対してWeb Inspector 5.11のチェック項目は以下の通りです。

  • 取消し線(<del>)を使用していないか?
  • 取消し線(<s>)を使用していないか?
  • 取消し線(<strike>)を使用していないか?
  • 「yy/mm/dd」という文字列で、日付を表現していないか?
  • 全角の¥と全角の$を使用していないか?
  • 全角の「yy/mm/dd」という文字列で、日付を表現していないか?
  • 「※」という文字列を、「注釈」の意味で使用していないか?

個人的には<s><strike>はともかく、<del>はいけないのか? と思います。但し現実的に例えば「イベントの中止」を取り消し(<del>)で表現したとして、取り消されたことが読み上げで伝わらないことがあります。それでも前後の文脈等によって取り消されたことが伝われば良いと思うのですが、そこまではチェックできません。そのあたりは常に悩ましいところです。

一次審査基準(案)18.形や位置に依存した情報提供をしていない(5.5.b)。

Twitter / Junnama Noda:「だって、形や位置に依存した情報提供をしていない」に対して「yy/mm/dd」が駄目? これって形なのか?

「yy/mm/dd」というのが(分数のように読み上げるブラウザがある)環境や文脈によっては理解しにくいというのは事実でしょうが、これが「5.5.b」に該当するかどうかは僕には疑問でした。

もちろん、画像や実際のレイアウト等を含めて判断しなければならないわけですが。 いずれにしても、各所で既に指摘されている通りツールによるチェックには限界がある、ということをいつも意識しておきたいと思います。

終わりに - まだ終わりじゃないけど

コンクールはこれからですが、本エントリの終わりに。基本的に今回の審査委員はボランティア参加です。審査基準についても時間やリソースに限りがある中での作成作業でした。ということを言い訳にするつもりはありませんが、私たち自身も色んな味方があるだろうし、ツッコミどころもあるだろうな、という点は分かった上で「案」として公開しました。ですので、是非建設的なツッコミをください。ツッコミ歓迎します。

それと、最後にひとつ。たくさんのご応募お待ちしています。

アルファサード有限会社では現在人材を募集中です。広告(1)-東京(2)-大阪

twitterでのtomixさんとかfuuriさんとかのやりとり? っていうかそのあたりきっかけで。

昨日の話でいうと、感情的な好き嫌いとか、もちろんビジネスにもそういうのはあるんだろうけど、そういうの抜きにして互いを尊敬して「何か(多くの場合はお金か時間)」をちゃんと賭け、提供しあえる関係ってのが「人脈」の定義。かなぁ...

人脈の定義がどう、っていう話もあったけど、ひとまず僕にとっての人脈の定義はこんな感じかな。

さて、話ずれるかもしれないが、とりあえずつらつら書き出してみよう。

会社を始める時に決めたこと。

  1. スーツを着る
  2. 同業の下請けはしない
  3. 人脈に頼らない
  4. パッケージは持たない
  5. 最初から東京視野に入れておく

4つめだけは撤回してるね。それでも、まぁ会社始める時にこの5つは決めていたんですよね。

スーツ着る

何ていうか「アンチテーゼ」って言葉が大好きなんですね。人と違うことやりたい。やりたがる性格。「同業からの下請けはしない」「最初から東京視野に入れておく」にも繋がるけど、いつか「ど真ん中」の仕事したいと思っていた。

スーツ来たら何かが実現するわけじゃないけど「スーツ着たWeb屋になる」っていうか、「アクセシブルなWebサイトをツクル会社」をひとりで作って、誰を顧客にするの? って考えたら、スーツ着るのがいいんじゃねーか。って、そんな程度のことだけど、ひとりで仕事はじめて切り替え出来なくなるのがいややったんやろね。ひとり出社でも打ち合わせなくてもスーツ着る、って何ていうか、そう決めたんです。

同業の下請けはしない

もうね、ここに書いてある。すごく影響受けてるな、今考えると。8年程お世話になったんだけど。

  1. 情報に力を与える仕事をします
  2. 自分がお得意先(クライアント)でも、自分に頼みたいと思える仕事をします
  3. 長くお得意先(クライアント)に役立つよう努めます
  4. 結果に謙虚な経営をします
  5. 自主自立の気概を持ちつづけます

3つめだけはちょっと現状のウチのスタイルと違うのですが、今考えるとあとは変わらんのですね。「現実に敬意を払え」って口癖のようになってるけど、S社長の言う言葉でね、一番心に刺さったっていうか、ずっと覚えてる言葉なんだな。

さて、上記のリストで言えば「自主自立の気概を持ちつづけます」にあたるわけですが、下請けって楽なんですよ。ある意味。下請けってのは「他人が生み出した仕事」のお手伝いであって自ら仕事を生み出してるわけじゃないんですよね。

前職時代のそれってのは、例えば広告代理店とかが競合対象なわけですが、アルファサードの場合、それは他の「Web制作会社の下請けをしない」ということを指します。

確かに当初は色々ありました。でも「仕事がたくさんありすぎて手が回んないんです」「ウチでもできるんですけど」的な会社の下請けに回ったが最後、価格競争というか、最初からマージン引かれた価格での対応を迫られます。「ウチでもできるんですけど」がまた曲者で、それって「替えのきく仕事」なんです。ウチじゃなくてもできる仕事。そういうのって、絶対値段上げていかれへん。「僕ね、40過ぎたんで今日から単価あげていいですか」て無理ですよね。少しでも安い競合がきたらそっちに仕事持っていかれる。だからそれはしない。

もちろん現状で他のWeb制作会社さんの仕事あります。「替えのきく仕事」じゃなければOKってことです。Power CMS for MTを入れていただく、そのサポートをする、ってのは「替えのきく仕事」じゃないですよね。だからそれはOKなんです。そういう意味での「同業の下請けはしない」ということです。

人脈に頼らない

さて本題(なのかな)。1人で会社をはじめたわけですが、そりゃ最初は不安です。まず仕事あるかどうかって。今日明日のメシをどう食うかって時に、一番楽なのが人脈に頼ることです。つまりは...楽すんのが嫌だったんかな。いやそうではなくて。

何が嫌って「人脈をベースにすると、先が見えてしまう」んですね。「あの人とあの人とあの人に、このくらいの仕事貰って、そうすればこのくらいの数字だせるじゃん」っていうのが新しく作った会社の事業計画だったら、それって果たして面白いの?

もしくは、その時点の人脈って、やっぱり仕事を通じた人脈がメインだから、下手をすると仕事の内容とか仕事一緒にする面子が全然変わらないってこともあり得る。そんなん、会社にいてもできるやん。会社作った意味あんの? ってことです。

前職でお世話になったS社長、元社員が独立して下請け的に仕事してるの、どこか面白くなさそうだった。楽に流れるなって。そういうの、何かわかるんだな。

それでも最初は元いた会社の下請け、人脈頼りの代理店仕事とかしてた。でもそこでとどまりたくはなかったのです。

では、初期の営業はどこでしてたのか。

  1. 人脈ベースでごあいさつ
  2. ビジネスマッチングサイトで案件に応募
  3. 官公庁のプロポーザルや入札
  4. セミナーやイベントへの参加

1つめは、まぁ普通にやります。でもそこがメインじゃないってのは意識して。でも実質そのあたりの目算は外れます。会社の看板なくて、お金が絡む部分では、人脈って5割引くらいで考えて丁度だよなって。そう思います。その辺は若い頃に会社ごっこやって失敗してる経験が生きてるのかも。「あの人とあの人とあの人からこのくらい仕事もらって」っていう事業計画はほぼ実現できないと考えたほうがいいと思う。

2つめ。ビジネスマッチングサイトで案件に応募ってやつ。これもいくつかやりましたよ。仕事がそこにあるのだから。

ただ、これってすんごい世界だったな。「mixiと同等の機能を持ったSNS」「予算30万円」(当時OpenPNEとかなかった)でね、20社くらい応募があるの。mixiが30万円でつくれますか? 確かに営業力がなくて実装力がある、ていうバランスだったらそれはありかもしれないけど。

あと、今だから思うんだけど、発注側としてあれ使うってのがそもそも、外注するノウハウとかネットワークがないんじゃないかなと。そういうところの仕事は受けても苦労すると思う。

で、「官公庁のプロポーザルや入札」ってやつね。これ、当初から考えたはいたんだな。でも「全省庁統一資格」てのが必要。最初の決算終えてないと駄目なんだよね。但し、最初の決算て1年経過せずに迎えられるんですよ。11月に法人登記して翌年6月に最初の決算迎えたから実質半年ちょっとで取得出来たわけです。それまでは下請けに甘んじる。結構実績重視されるから、下請けでも何でも書ける実績作っておいた方がいいわけです。その上で資格を取得出来たら参加する。

5つめの項目の件の話になるけど、この辺アプローチするなら絶対東京がいい。関東甲信越の資格とっておくこと。その意味もあるのかないのか当時の心境は正確に覚えてるわけじゃないけど、設立半年時点で西麻布のインキュベーションオフィス借りて人入れてた。事業所作って登録してたんだよな。

で、最初の受注はプロポーザル参加3回目。国の事業のネットプロモーション。たいして儲からなかったし必死だったけど、実績作りと足がかり。次の案件受注も同じ省庁。提案書に小中高でのユーザーテストを盛り込むっていう提案が受けて受注したんだな。とにかくあの頃はその辺必死だった。

今となっては入札案件とかはしんどいけど(金額が半端なく低いので)。提案力に自信があれば、こういうところも選択肢なんだと思う。

で、「セミナーやイベントへの参加」ってやつですね。

今となってはすげー恥ずかしいけど、会社始めた時ってこんなサイト作ってセミナーに参加したりソフト公開したり、WCAGのドラフトの邦訳して公開してみたりそんなことしてた。

参加者としてじゃなくて、自分がスピーカーになる。そういう参加の仕方で、実はそういう場所は結構あるんですよ。呼ばれなくても、発信出来る場所。

とにかくそういうことをやってた。最初の2年くらい。

[ここから追記]

パッケージは持たない

この部分だけは今は変わってるけど、当初は会社案内に堂々と「パッケージは持ちません」って書いてたんですよ。本当に。

当初は一人だから必然的にキャパにもスキルにも限界があるし、制作の外注比率が50%程度はあったわけです。自分は上流をひたすらやっていた(下請けしない、って言ってんだから同然こうなる)。ここも今は変わっています。現在は「上流でなく、下流のピンポイント」

パッケージを持つ、あるいは担ぐってことは当然先行投資的に開発して、営業ツール作って売りにいくってこと。当初は先行投資の余裕がなかったってこともあるけれど、「パッケージを持つとクライアントに最適な提案ができなくなる」「最適な提案でなく、自社のパケージにとらわれてしまい、本当は他のパッケージがいいのに無理な提案をしなきゃならない」って考えていて、当時からOSSとかとても好きだったのでCMSに限らずそういうものを持ってきたりして都度案件に最適なものを提案していた。

ある意味でこれは正しいと思う。上流をやっている限りは必然的にそういうことになるし。つまりは「何でもかんでもMTで」っておかしいやんな、それ、ということです。

つまり、ニュートラル、クライアントの利益を最優先しますよ、というスタイル。

これが何故変わったのかってのはこれまでに書いたし、今回のエントリーの話題ではないのでここでは割愛します。以下のエントリー当たり参照いただければ。

最初から東京視野に入れておく

会社はじめて半年くらいは行ったり来たりしながら時間貸しのレンタルオフィスとか使って東京の仕事半分くらいしていた。当初は人脈頼りでのスタート、広告代理店の手伝いとか、以前いた会社の手伝いとか中心だったわけですが。

僕はかなり"ひねた"性格なので、「地方は予算ないし」とかぶつぶつ言うのが嫌だった。東京に何て言うか、ひねた視線を送ってたんだよな。大阪とか、関西でWeb業界のイベント、セミナーとかあるでしょ? で、東京の誰それさんがゲストで来るねん、って。殆ど行かなかったもん。何そんな東京もん来るってお前ら喜んで見に行ってんの? て。何で俺呼ばへんの、とか(笑) ←結構マジで思ってた。そのくらいの自意識過剰じゃないとやっていかれへんと思うねん。

官公庁案件もあわよくばって思ってたところもあるし、半年後には東京に拠点作ってた。

何ていうか、僕が広告業界の下にぶら下がるタイプの制作会社をやる気があまりなかったから(当初はそういうのが多かったけど)余計にそうなんですが、人脈に頼らず仕事を広げていきたければ最初から東京見ておいた方がいい。

代理店系を除いて関西の仕事って、その多くは中小企業、オーナー社長とかトップに近い人を相手に仕事をすることになります。それはそれで非常に勉強になるし、鍛えられる。若い頃に一度やっておくのって絶対損はないと思います。学ぶことは非常に多い。ただ、当然かもしれないけど予算に対して非常に厳しく、レベルの高いことを要求されます。若い頃はいいと思う。是非やるべき。ただ、当時既に37歳だったからね。違う方向を狙ってたってことです。

6年経過した今では、また違った考え方をしているけれども、当時はこんなこと考えて仕事してた、ってことです。

誰かにとって、何かの参考になれば幸いです。