アクセシビリティの最近のブログ記事

Twitterのキャプチャ

ハーモニー・アイさんのお勉強会に参加。NVDATwitterがテーマ。

NVDAについては、Parallels+Vistaへのインストールが時間がかかってかかってしょうがなく、インストールできたが音が出ない状態で何も書けないのだけど、改めて試してみたい。

さてTwitter。

zenichさんがTwitterって何? 何が面白いの? というお話をされて(これも中々話しでは伝わりづらいのですが)、じゃぁ実際に使ってみましょうということになった。

ところが...

アカウントが作れないのです。視覚障碍者だけじゃない。高齢者の皆さん、それでもネットはそこそこ使われている方々だし、逆に参加されている視覚障碍者の皆さんなんて非常にネットリテラシーの高い方々なんだが。

問題はこれ。CAPTCHA。とにかく一発二発で成功しない。視覚障碍者の方にはサウンドがある。でも「何言ってんのかわかんない」。

結局20-30分くらいだったかな? サインアップできない人多数(僕もCAPTCHAの入力お手伝いしたりしたのだが、それでも駄目。他の項目が駄目なのか? メッセージも英語でわかんない→不思議なもんで、昨日あれだけみた英語のエラーメッセージ、さっきあれこれやってみたんだけど再現できないんだよな)。

確かにスパマーやってくるし、エロアカウント増えるのかもしれんが、もう少しどうにかならんものかと思うのだ。

一点、具体的に提案したいのだが、キャプチャもサウンドも日本語化しない? これだけでも敷居が下がる筈。実装難しくないだろうし実際に検索すると出てくる

できればランダムな意味のない言葉じゃなくて、英語版Twitterのように意味のある単語であればもっと理解しやすいんじゃないかな?

あと、直接関係はないのでが、ウチのスタッフに教えてもらった。こういうアプローチ、好きだな。自分のスタンスにも近いのかな。“隙間を埋める”的な支援技術へのアプローチ。

僕はケータイインターネットのヘビーユーザーである。女子高生とメル友になれるくらいのスキルがあると自負しているw

先日親兄弟で集まった時に今年から大学生の姪にちょっと聞いてみたらmixiとリアルだった。そう、やっぱり流行ってるのかリアル。ちなみにマイミクになるのはやめておいた(あっちには結構きわどい?ことも書いてるから)。

話を元に戻す。利用しているのは主に外出中ではあるが、東京-大阪の行き来を含めて外にいる時間はかなり多いので、ケータイでWebっている時間は(同業の人と比較すれば)多い方だと思う。ちなみに今はN700系の無線LAN使用中。Macでこれ書いてる。

よく使うサービス、サイトは以下、というか殆どこれだけ。

  • Gmail
  • Mova Twitter
  • Mixi
  • Livedoor Reader
  • JRおでかけネット(エクスプレス予約のため)
  • 楽天トラベル(宿泊の手配)
  • Cerezo Osaka(セレッソ大阪の公式 - こいつは唯一有料会員になってる。テキスト速報が見られる)
  • Google(検索用)
  • Yahoo!(検索用)
  • Naked → Google(検索用)
  • Yahoo! プロ野球(但し携帯でそのまま見られないのでNakedで変換したものをBookMarkして利用)

その他、いくつか良く泊まるホテルのページや特定のページをブクマしているとかブログの管理画面をケータイ化してるのでその管理画面とか。はてブとかも時々見る。

あと東京ではモバイルSuica使ってるってのは直接関係ないか。とにかくケータイ手放せない。

仕事もかなりできる。メールの対応が出来れば、営業的なやりとりやスタッフへの指示も出来るし、ケータイだけで商談成立(金額のやりとりしてライセンスの発注OKになったとか)する場合もある。先日はTwitterで受発注? のやりとりまでしてしまった。

で、何となく感じたことだけど、例えばGmailでもLivedoor ReaderでもGoogleでもはてブでも最終的なコンテンツへのリンクはGoogle Mobile Gatewayなんかを通ることになる。Livedoor Readerだとモバウザーだっけ。はてなにしても「ケータイでみるために変換しています」とか出るよね(自社系のサイトくらいはちゃんとモバイル対応したらいいのにとは思うけど)。

GoogleはともかくLivedoorやはてなのGatewayは、変換元サイトの広告はぶった切って自社のモバイル広告を入れてるってあたりがちょっと複雑な気持ちになるが、それ置いておいて「これってテキストブラウザじゃね?」と思うのだ(画像変換とかもするけど基本はテキストベースだし)。

Lynxに代表されるような使い勝手の良い高機能? なテキストブラウザって確かにあるんだけどシェアはかなり低いだろうし、ウェブ制作の時にLynxでチェックしますってのはめちゃくちゃ小数派だろう。

それでもGoogle Mobile Gatewayなんかを通してウェブを閲覧する機会は増えている。テキストブラウザって意外とシェアを伸ばしている、と考えることもできるんじゃないかな?

関連するかも? しれない話題

WEDGE表紙

「不況でもモテモテの外国人労働者」だそうである。

さて、ウェブアクセシビリティが大切ってのがウェブ制作の現場(ビジネスの現場)で理解されにくいという話は以前からあって、JIS X 8341-3が誕生して知識としての理解度は深まったり普及したりしたものの、昨今の不況のあおりでまたそういう話が出て来ているらしい。

予算がつかない。わかりやすいビジネスメリットが無いという話。

ここに書いた話では、結局はHTMLというソースの再利用の話で、厳密にはイコール アクセシビリティの話ではない。

SEOの話もそう。検索順が云々ってのは所詮SEOの話であって、やはりイコール アクセシビリティの話ではない。

ところが、少しばかり状況が変わって来た(ように思う)。

本質的に一つのソースを様々なデバイスで利用可能にしたり、再利用可能なコンテンツ、という本来の「アクセシビリティ」の話である。SEOなんかの話ではなく。

  • 自動翻訳の質が上がってくることで、アクセシブルなウェブコンテンツは機械的に翻訳されやすくなる
  • アクセシブルなウェブコンテンツは、読み上げやルビによって日本語の語学力の低い人の助けになる*

例えば「漢字を読むのが難しい」日本語を学習中の外国人にとっては、翻訳出来るだけでなく、音声で読み上げたり、自動的にルビが振れることが理解を助ける役に立つだろう。

以前にも少し書いたことがあるのだけれど(時々ではあるけれど)、以前公開したPDFをテキスト化したり、コンテンツにルビを振れるサービスについていろんな人から感想やお礼のメールをもらうことがある。意外と「ルビ」が喜ばれているのだ。日本へ留学している留学生の人なんかに。

そしてiPhoneとか、今ここでMacBookを使ってネットにアクセスしている環境(@N700系、通信速度は速くない)とか。

障碍者や高齢者だけでなく、健常者にも、携帯電話ユーザーにも「iPhoneユーザーにも」「外国人にも」「子供にも」「プアなネット接続環境でアクセスしているユーザーにも」理解してもらいやすいコンテンツ。これをビジネスメリットといわずして何というのだろう。

もちろん、これは外国人労働者が日本で働きやすくなることで社会がどうなる、という話ではなく、単純に「より多くの人にリーチできるウェブコンテンツ」にはビジネスメリットがないと言えるのか? そこに価値はないのか?という話です。

インターネットが普及した社会、グローバル化する社会。情報は国境だけでなく言語やデバイスの壁を越えて人に届けられていく。

さて、それでもサイトのアクセシビリティは後回しですか?

ちょっと前の話題になりますが。

先月末にカラースターがリリースされて、特別なものを貰って嬉しいという気持ちを触発させるのに、とても良いサービスだなと思ったのですが、ひとつ大きな問題があります。

色弱の人には、色の違いが分からなくて、嬉しさや楽しさが分からない(伝わらない)場合があるという事です。

シミュレータを使った見え方がこちらで紹介されています。

「色だけで表現しちゃいけない」ってのはカラーユニバーサルデザインの基本だと思いますが、こういうときこそ使って欲しいのがこれです(Mac専用ですが)。

ColorQuestのキャプチャ

こんな感じでマウスポインタのある位置の色を表示します。

Windowsだとこちらが使えると思います。

カラーユニバーサルデザインについては埼玉県の資料がよくまとまっていると思います。Webに限らずグラフィックデザインの人にも是非一度みて欲しいと思う。

じつはこのソフトちょっと思うところあってアップデートしたいところがあるんですが久しぶりに当時のコードを見たらなんつーか分かんなかった。もう5年前だしREALbasic全然使ってないしw。実は先日英語でメール貰ってちょっと焦った。

Junnama,

I just downloaded your Color Quest application for the max and think it's wonderful. I am working on something similar on Unix. Can you please share with me the algorithm you use to translate the RGB values into a color name?

かなり怪しい英語で返事したけど、まぁコード貼付けといたから何とか通じたようだ(本当かな?)。

Junnama,

This is brilliant. Thank you so much!

愚を繰り返す前に今のうちにちゃんと理解しておいて欲しいので大きめの文字で書く。

この記事を書いておられるのは「ドコモ・ドットコム コンサルティング部」の方のようです。もちろん事実は事実として市場変化について説明いただくのはいいんだけど、キャリアとしての課題(ハード面)、リッチ化に伴うアクセシビリティの問題・課題についても触れておいて欲しいと思う(ちなみにこの記事でFlash Liteのことは触れられてはいないんだけれども)。

Flash Liteコンテンツが今後携帯で読み上げ可能になるかどうかはわからない。もちろん技術的な問題だからこれから解決していくのかもしれない。

それでもこれ、PC-Webの世界で起こったことの繰り返しだよね。いつか見た風景ってやつ。同じこと繰り返すのも大変なんだからもう少し賢くなろうよ、と思うんだけど実際にはデザイナやリッチコンテンツ大好きな制作者も「iPhoneだ! Flash Liteだ! ようやく俺たちの出番だ!」ってな感じだもん。

※以前にも書いたんだけど、こういうのって終わりなき戦いだから気づいた時に書いておくよ。

ここ数ヶ月の間に2回程考えさせられることがあった。

一度目は携帯の液晶ディスプレイが死んだこと。いわゆる「水濡れ」なんだけど、チラチラ乱れてしまいに映らなくなった。それでも僕の携帯は「らくらくホンプレミアム」だから、読み上げれば使うことはできる。で、SNSやTwitterにアクセスして日記を書いてみたりつぶやいてみたりしたのだが、やはり不便なのだ。入力したテキストがきちんと変換されているか、とか非常に分かりづらいし時間もかかる。時間の方は慣れの問題だからいずれ慣れるとして、やはりまだまだ改良の余地はあると思った(特に入力系。読み上げて情報を得る分には充分なレベルであると感じたけれど)。

# ちなみに、ケータイ補償 お届けサービスってのを利用して5千円で翌日新品と交換できた

「ホームページリーダーで読み上げチェックしてますよ」ってあれ、絶対モニター閉じるかアイマスクしてテストしないとわかんないよ。モニター見ながらページ読み上げて「ちゃんと理解できるしアクセシビリティOK」ってのは絶対に嘘。特に操作系にはハードルって高いしそのあたり意識する必要があるよね、って改めて。

もう一つは、これは単なる風邪なんだけど喉をやられて声が出なくなった時。これはまぁ、ハスキーな声になって喜んで上田正樹みたいやろ〜とか調子こいてた罰があたったんだけどね。医者に行ったら「あんまり喋らないように」と言われた。

オフィスではホワイトボード使って筆談したりしたけれど、やはり不便。電話が出来ないしメール頼りなんだけど、やはり直接伝えることができないもどかしさ不便さを感じた。

この時も「らくらくホン」使ってテキスト打って読み上げて伝えようとか色々やったんだけど、正直やってられへんかった。PCだったらもう少し楽だったろう。

ということで、実はこのエントリーは昨日の続き(東京都障害者IT地域支援センターへ行った話の続き)です。

トラックボール、ジョイスティック

まずはジョイスティックとかトラックボール。ゲームのためだけじゃない。マウスが使えない or 使いにくい人でもこれなら使えるって人もいる。


ジョイスティックタイプのポインティングデバイス

こちらはさらに改良(?)型。顎をのせたりして扱う。とにかく体の動かせる部分、コントロール可能な部分を使ってPCを扱うわけです。一緒に映っているキーボードにはカバーが付いていて、このカバーによってキーボードの上に手のひらを置くことが出来る。キーを間違いなく押し下げるのが困難な人がいるため。


触覚ディスプレイ

触覚ディスプレイ。ああ、大阪府ってこんな形なんだとか。触ると押し下げられちゃうからこれ使えねーんだ、もう一歩だな、との評価も。


本のページめくり機

本のページめくり機。2ページずつちゃんとページめくりしてくれる。セッティングにコツが要りそう。間違うと「クシャ」っとなる。これはIT技術とは違うけれどGoogleは本のスキャンに絶対使ってそう。


スキャンした本を拡大表示

本を見開きでスキャンしてOCRでテキスト化して読み上げる。もしくは写真のようにテキストを拡大してみたり。これは以前にバリアフリー展とかでも見たことがあって、これ、かなりの精度です。視覚障害者が本が読めないってのは嘘。オールインワン型のものもあるし、普通のスキャナの付属ソフトでテキスト化して読み上げている人もいる。ちなみに一般の人が使うもの(つまり健常者市場対象に売られているもの)は安く、障碍者対象のものはコストが高いのが現実。


入力支援ソフト

最後にこれ。反転された文字は「あ→か→さ→た→な」と進んでいく。ボタンを押し下げれば今度は「か→き→く→け」と進んでいき、該当のところでボタンを押せば文字が確定する。そう、かったるい。かったるいけど、これがあれば指一本でも体のどこかでも動く部位があれば意思の伝達は出来るのです。


折しも風邪とか疲労がたまって貧血起こしたり少し健康のことを考える機会があって、最終的に支援技術とかWebとか、自分が作って来たものや開発した技術なんかを少しでも使って、例えどんな状況になってもコミュニケーションしていられる未来を実現したいし、どんなにかったるい入力デバイスを使ってでも好きな女性を口説いているような(笑)、そんな人間でいたいと思う。

ケータイの話を少し。

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いや、議論する気やズレたお話をする気もないんですが、ケータイの話を少し。

僕はケータイ(でのネット利用)のめっちゃヘビーユーザーである。僕は「作る」ことは放棄してないのだが、本業は「スーツ」だから一日オフィスとか自宅で「作って」ばかりいることが殆ど無い。大阪-東京間は週に1〜2往復くらいはするし、ほぼ毎日商談等に出かけている。

メインマシンはMacBookで、いつも持ってはいるもののこれを屋外で使うことは殆どない。唯一N700系でHotSpotでLAN接続出来るようになってから、新幹線の車中ではMacBookを開く。

普段の移動中に主にやることと言えばメールのやり取り。顧客からの問合せに答えたりスタッフからの問合せに答えたり指示を出したりするが、ケータイで事足りてしまう。さすがにExcelで見積もり作るとかは出来ないものの、金額の話だけだったらケータイで事足りてしまうし、いざとなったらアウトラインだけメールで指示してスタッフに作ってもらえば良い。

現実問題、ネットでの殆どの仕事はケータイで済んでしまう。左手の親指一本で。

とはいえ、ケータイでこのあたりをやり出したのってこの1〜2年くらいのことだ。何故これが成立するかといえば、仕事の構造(中身?比率?)を変えたからなんだ。

完全オーダーメイドのカスタム受注仕事のやりとりの場合、見積もりひとつにしてもやっぱりケータイでは無理だった。問合せの対応一つにしても何らかのアプリケーションを立ち上げて資料を作ったり見積もりやスケジュールを作ったりすることが必要だ。

ところが、CMSのライセンス購入の話だったり、インストール、立ち上げの話とかだったらケータイメールで殆ど済んでしまう。見積もりにしても、ライセンス形態が決まれば金額は出てしまうわけで、見積もり作成Webアプリでも作ればPDF見積もりくらいケータイから作れてしまう(←出来ているわけじゃない)。

もちろんブログもケータイ化してあるし、会社のサイトのCMS画面もケータイ利用できるようにしてる。

ブログの他にもRSSリーダーやSNS/Twitterなんかもケータイで使えるし、こいつの「ケータイ」モードを使えば大抵のサイトもケータイで閲覧できる。

そんなわけで(不思議なことに、社内で最も年くってる自分が)ウチの会社で最もヘビーなケータイユーザーなのです。で、殆どケータイで困らない(もちろんコーディングは出来ないししないけどね)。

マウス機能付き携帯電話式文字入力キーボード

ところで、こんなデバイスをご存知? マウス機能付き携帯電話式文字入力キーボード って奴で、これ「俺、キーボードなんてうぜぇ、ケータイと同じでいいじゃん」みたいな若者が使うかと思いきや、例えば上肢に障碍のある人が使っていたりしてる。

これは先日ハーモニー・アイさんの新人研修に参加した際に現物を見たんだけど、キーボードやマウス以外のデバイスって本当にたくさんあるのだ。

話を戻して(?)、まぁIT系の制作とかクリエイティブ系の仕事ならPCってもんは当面必要なんだと思うけれど、営業系の会社でこれからケータイ世代が入って来たりすると、一人一台PCって既に必要ないんじゃないかって思ったりする。「えーっと、俺キーボードとかわかんねぇっすからこれでええーですかね?」みたいな若いのがいて、そのうち「じゃぁ最初からもうケータイでいーじゃん」ってのは現実的にそろそろ起こりうるんじゃないかと思ったりする。

実際、僕の仕事の内の半分くらい、つまりコード書いたりしてない部分のスーツの仕事の殆どは、ケータイ/メール、そして電話(そもそもケータイって電話だし)で事足りてるんだもの。

面白い話だな、と思った。

Vista のベータテストの実施中に,あるベータテスターから「『ようこそ』スクリーンでスペースキーを押してもビープ音が鳴らなくなったのはなぜか?」という問い合わせがあった。

意図的に削ったわけではなく,仕様変更によって生じた些細な副作用のひとつに過ぎない。でもなぜそんなことを,このベータテスターは気にするんだろう?

そのベータテスターは目が見えなかった。 Windows が起動したことを確認するために,件のビープ音を利用していたのだという。

こうして,ひとつの特殊処理が Vista に付け加えられた。製品版の Vista では,「ようこそ」スクリーンでスペースキーを押すとビープ音が鳴るようになっている——意図されたデザインによって。

例えば、僕の作成したこのサービスのあるユーザーはPDFをスクリーンリーダーで読むために「Orbit」をインストールして「スタートアップ」に登録している。ブラウザでPDFへ移動したら、Orbitを経由してダウンロード、開いて読むのだそうだ。Orbitの開発者は多分そんな使い方は想定していないに違いない。

また、例えばこいつの「ルビ」ふりモードは、日本語を学習中のある留学生の方が好んで使っているそうだ。また、Color Questは色弱者の方が使うことを想定していたけれど、意外とデザイナーの方が使っているというし。

また最近携帯を「らくらくホン」に変えて携帯サイトを読み上げ機能で読んでいるのだが、これもある意味で作り手が意識していなかった使われ方だと思う。HPRの存在は知っていても携帯で読み上げが出来るって知らない人は作り手の中にもまだまだ多いと思うし。

作成者はどうすればいいかというと、とにかく固定概念をとっぱらって想像力をフルに働かせて考えるということなんだろうが、やはりテストが重要且つユーザーからのフィードバックをちゃんと得やすいしくみにしておくことが大切 (何かあたりまえの話に落ち着いてしまったな)。

「億単位のユーザーを抱えるソフトウェア」でなくともこういうことは良くあって、『ソフトウェアやサービスはしばしば作り手の想像していなかった使い方をされる』ということは常に意識しておきたいと思う。改めて。

「らくらくホンプレミアム」買った。携帯に6万円も使ったの初めてだ。携帯電話の端末ってタダみたいなもんだと思っていた。

ハーモニー・アイさんのセミナーに参加させていただいて、大げさでなく正直感動した。携帯電話の操作が音声ですべて確認できる。サイトも読み上げられるしメールも読み上げれられる。声でメールも作れる(音声メールサービスも申し込んだ)。メール→ブログとか仕込んでおけば、ブログの投稿だって声で出来るのだ。で、これが持ち歩ける。これはすごい!

もう一歩進めば、声で操作指示を出し、音声でフィードバックするものになるのではないか。まさに対話するコンピューター。

Webの読み上げ機能についての詳細はまた改めて書こうと思うが、取りあえずどんな様子なのか音声を貼付けておく(ちなみに「5/14 18:00」でちゃんと日付として読み上げたり、なかなかのものだ。辞書の登録も出来る)。

わかりにくいかもしれないが、途中で文字入力をしているのは「録音中」と入力している。

* junnama って読めるのがなんだかすごい。富士通さんの辞書には「junnama」が登録されてるんだ。

読み上げたのは「MovaTwitter」。サイトを選んだ意味は特にないんだけど、たまたまえふしんさんのエントリーを読んでいて僕は「iPhoneはキャズムを超えない」と思っていたのが関係しているのかもしれない。

少なくとも、これからの日本において若者って少数派だ。アックゼロヨンのときに麻生太郎氏がいっていた「小さい文字で目が疲れるから携帯でウェブなんてみないよ」ってのの反対方向に進んでもそれは若者(これからの日本では40代の自分は若者扱いだ)の間での流行にすぎないと思う。そして若者は少数派であり、マーケットの中心ではなくなっていくのだし。

でも、何がどうってiPhone は人生を変えないもの。ライフスタイルに若干の変化があったり、人生を楽しくハッピーなものに少しはしてくれるかもしれんけど、でも読み上げ機能の付いたこいつには人生を変える力がある。僕がもし明日視力を失ったら、PCではなくこれを使うと思う。実際ボタンの数も少ないからブラインドタッチっていうか、一日触っていれば目でみなくてもそれなりに操作できるようになる。

らくらくホンプレミアム(外観-1)
らくらくホンプレミアム(外観-2)

* 携帯の外観を携帯でとれないので、Macの内蔵カメラで撮った。

ベタほめですけど、一カ所気に入らないのは「決定」ボタンが小さくて手で触って探しにくいこと(見ないで操作すると間違いやすい)。通常のボタン操作はもどればそんなにストレス無いけど携帯サイト使っているときは他所に飛んでしまうと何だかストレスだ。

また、硯箱のようなデザインを変えて若者向けにデザインし直したらそれはそれでもっと売れるのではないかな。iPhoneにかぶれた若者がHandheld Computer /Mobile Webをメチャクチャにしてしまう前に若者に普及させるべきですよ、富士通さん。

2008年4月23日アックゼロヨン・アワード2007授賞式が東京国際フォーラムホールで開催されました。僕は一応自社のサイトがファイナリスト(入賞)ということで行ってきました。

負け惜しみではなく、賞はとれないだろうと思っていて (あちこちで公言していましたが)、事実そうなりました。とれないだろうと思っていた理由は、つまり一次審査と二次審査で見るべきところも違うし見る人も違うから。今年は「コミュニケーションの優れたウェブサイト」です。部門はいくつかあったけれど、コミュニケーションの質以前にサイトによってコミュニケーションの対象が違うわけだから、そういう面で「小規模ウェブ制作会社」のサイトであるウチのサイト (且つ、コミュニケーションよりはショウルーム的、技術アピール、実験的な場所) が選ばれることはないだろうと思っていたのです(中小企業庁長官賞ってのがあればとれていたかもしれんけどね)。

グランプリとなった「モリサワ コーポレートサイト」をはじめ、すばらしいサイトが受賞されました。制作者の方は、このサイトに限らず、入賞サイトを是非見て学んで欲しいと思います。

余談ですけど、一次審査員の方とお話をしていて、ウチのサイトのことを「いいね」「面白い」と言っていただけて、事実点数だけは結構高くてもちろんそれは社交辞令なのかもしれませんけど、まぁそれを聞けただけでも甲斐があったというものです。

で、本題。結局、自分自身ずいぶんエントリー書くのが遅くなってしまいましたが、当日の反応をなんとなく見ていて気になったのがこれ。

当日お会い出来なかったのが残念ですが、せっかくなので最後まで現場にいた人間としての感想を書いてみたい。但し、立ち位置が違えば感じることも違う筈であるし、そのあたり私見です。

※当日の様子はこちらにレポートがあがっています。

僕は、麻生太郎氏の話は面白かったと思う。

「噛み合わなさ」ももちろん感じていた。麻生氏が登壇するまでビジネスアーキテクツの森田雄氏をモデレータとして、カフェグローブの矢野貴久子氏、多摩美術大学の宮崎光弘教授、日経BP社の勝尾岳彦氏、IMJの取締役荒井尚英氏、イメージソース代表取締役の伊藤幸治氏がディスカッション?にはならないまでもあれこれ話していたが、その内容と麻生氏の話のギャップが面白く、またアックゼロヨンの当初の「アクセシビリティ・アワード」であったことと、このアワード (ひいては日本のウェブ - 制作者) が進もうとしている方向と、麻生氏の話の内容のギャップにこそ当日最も考えさせられたのだ。

例えば携帯サイトの話。

デザインの自由度もないし、面白いことができない。だから今まではやっていないけど、iPhoneとか、フルブラウザとか、そろそろ面白いことができそうだよね。

これが麻生氏が到着する直前の話。

今回の件とは直接は関係ないのだが、一方で僕が最近感じていたことがこれ。

麻生氏は第一回のアワードから経緯を知っているのだから (且つ、忙しいんだし今年は「コミュニケーション」ですってのを理解する程の情報も時間もないんだと思う) 、きわめて「アクセシビリティ」のことを頭において話していたのだろう。もちろん「巣鴨」云々はどっかで話していた話の使い回しかもしれないけど。

だからこそ、当日は話がずれていたのだ。

  • 年寄り見てないだろう?お前ら。
  • お金持ってるぜ?
  • 携帯でウェブ?目が疲れるから見ないよ。

さて、そこでiPhoneですか?フルブラウザですか?そういった話はもちろん展開されなかったのですが (麻生氏は後で来てひとりしゃべって帰ってしまったので) 、僕が感じた違和感はまさにそこにあって、携帯電話が音声読み上げ出来る状況になり「携帯サイト」という読み上げ環境で使いやすいものを利用する手段を彼ら(視覚障害者も高齢者も)が手に入れて、そこで再びWebでかつて起こったことを繰り返そうというのだろうか?フルブラウザでAjaxを走らせるの?iPhone向けのアプリは彼らに配慮されているのか?ポインティングデバイスはやっぱり難しいじゃない!そこの議論なくして次世代のウェブデザインを語っていいのだろうか?「モザイク」を回顧して昔話を話してる場合でもないでしょうに。

だから、僕は麻生太郎氏がアックゼロヨンに対して経緯を知らないまま「お前らちゃんと考えてるのか?」とだけ言って帰ったという印象を持ったのだ。そして、あの場の空気は事実「ずれていた」。

インタラクティブ・アドアワードではないのであって、アックゼロヨンらしさとか、日本に一つくらいアクセシビリティに対するアプローチとか技術を競うアワードとかがあっても良いと思う。もちろん現状で掲げていること、考えていることがわからんでもないのですけども。

だから「くだけすぎ」「仕切りがどう」ってのはあまり気にならなかった。はっきりいってそんなこと求めちゃいないし、あの場で何かを得るかどうかは受け手次第。僕はすごく得るものがあったと思う。それは主催者の意図とは関係のないところではあっても。

そして、日本のウェブ(協会?)が僕が感じた違和感とは逆の方に走って行っても僕は一向に構わないのだ。そうであれば尚のこと、数年後にそこに立っているのは彼らではなくて自分たちだからである。

もちろん、そうならないとは思うしそう願っているけれど。現状ウチは会員でもないから、とりあえずそこから始めてみますか。


少し付け加えると、僕もそれなりに大人の事情で気を遣わないといけない立場になってきつつあるのですが、今回は敢えて書きました。とにかく当事者の方々の(例えばブログのエントリーとか)アウトプットがあまりにもなくて、そのあたりがウェブらしくないような気がしています。当日が閉鎖的とは思いませんでした。

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