アルファサード株式会社 代表取締役 野田 純生のブログ


東京のホテル市場で今起こっていること(空室がほとんどなく、部屋の単価が高騰している件)


公開日 : 2014-03-31 13:12:43


空室がほとんどなく、部屋の単価が高騰している(特に平日)

東京の人は見ることがほとんどないと思うのですが、私のように毎週不定期で東京出張してると毎週定期的に楽天トラベルなんかにアクセスするのですが。平日と書きましたが、この間の3連休なんかもそうでしだ。まぁ、連休はわからんでもないのですが。

楽天トラベルで東京のホテルの価格が高騰している

需要と供給の関係なので、ある意味で健全な経済活動の結果なんだと思いますが、2極化しています。

  • 普通に予約を受付け、空室の残が残っていないホテル
  • 極端(といっていいと思う)な高い価格を設定して、空室が残っているホテル

極端かどうかは主観の問題が入るわけですけど、普段は1万円以下の部屋が3万円前後ってのは、やっぱり感情的にはそういうホテルには宿泊したくはないなぁ、というのが正直な感情ですね。

高騰している、空室が不足しているのは時節柄以下のような理由ではないかと推察しています。

  • 卒業式/入学式などのイベントや、新学期、新年度に伴うもの(企業の年度末の会議や年始の行事など含む)
  • 新卒者の地方採用者の東京での研修(これが一番多いような気がする)
  • そもそも東京を中心に好景気? オリンピック効果による何か?

少し前は、受験シーズンに宿がとれないってのは普通にあったのですが、最近は受験シーズン自体が分散しているようで、受験シーズンが特別って要素は少なくなっているように思います。それでも、3月〜4月にかけて、ですね。それとも、これからも続くのでしょうか。

現在、予約サイトなんかでは、妥当な値段の空室はキャンセル待ちなんかで時々出品? されるものの、数分で埋まってしまうということが起こっています。私も昨日、いつもにしたら早めに予約かけようと思いましたが、サイト自体つながりにくく右手でスマホ、PC、左手でガラケー(ガラケーのほうがレスポンスが良いという何と言うか皮肉なことに)、で、「あ、ここ空いた」てなもんでようやく予約できたわけですが。

いつまで続くのでしょうかね。あと、この、極端に高い単価を付けるホテルが利用者の支持を今後も得られるのか、気になります。私はあまり良い感情は抱きませんが、高い値段を付けても、いざ泊まろうとした時の選択肢がないより、空室を空けておくのが本当のホスピタリティだとかなんとか、内部的にはそんなこと言ってんだろうと勝手に邪推しますが(従業員の中にも疑問に思う人、いるのではないだろうか)。でも、売上上がって給料ボーナス上がったらそれでいいんだろうか。

需要と供給、嫌なら泊まらなければいいってのは、確かに圧倒的に正しい考え方ですけど、ね。

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野田 純生 (のだ すみお)

大阪府出身。ウェブアクセシビリティエバンジェリスト。 アルファサード株式会社の代表取締役社長であり、現役のプログラマ。経営理念は「テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする」。 プロフィール詳細へ