2011年10月アーカイブ

絶賛? ダイエット中につき階段利用してるんですが(東京オフィスは8階、大阪オフィスは7階)、ふと、夜間に一階から出られないことに気付いた(大阪のほう)。

大阪オフィスの入居しているビルではセキュリティ(SECOM)の関係で退出時にカードキーを差す必要があるのですが、その階のテナントが全て退出した段階で階段室のドアにロックがかかるようになっています。一階は飲み屋があるので別途夜にシャッターを閉める際にロックをかけているらしい。

最初はどうとも思わなかったんですけどね、ふと思ったんです。

"災害時に出られなくね?"

階段室

で、気付いた時は東京出張だったので大阪のスタッフに聞いておいてって依頼したわけです。回答は、

"火災報知器と連動してロックが解除されるようになっています"

地震でエレベーターが止まった時は?

"同じくロックが解除されるようになっています"

ふむ。いやいや、それでいいのだろうか...えー、あ、そう、停電の時は?

"あ、それは...確認します。"

結果、停電の際には出られなくなることが判明。対策について検討して返事もらうことになった。ビルの築年数からしてセキュリティについてはおそらく後から追加したのだろうと思う。その際に「停電の際に退出できる手段を提供すること」ってのが要件定義? から抜け落ちちゃったんでしょうね。

まーこれまで誰も気付かなかった(僕も含めて)ってことで、こういう状況になっている建物って他にもありそうな気がします。一度確認してみては?

第2回 CakePHP2.0 勉強会@Tokyoに参加してLightningTalkしてきました。CakePHPのブログチュートリアルを途中までしかさわったことのないなんちゃってCakePHPユーザーにもかかわらず...

実際のところ激しく道に迷って前半聞けてません。後半も細かいことはわかんなかったですが、CakePHPコミュニティの雰囲気はわかりましたよ!

※しかし個人で数百万円立て替えてお祭り主催ってすごいなPHP!

本当はこっち(デザイナー向けCakePHP勉強会 : ATND)で話した方が良いネタな気もしましたが、また機会があればということで(Ustは見ていたのでした)。

LightningTalkのお題はMTCake。CakePHPのViewをMovable Typeのタグ(MTML)で書けるようになるプラグインです。

CakePHPコミュニティとMTコミュニティの話とテンプレートエンジンとMVCの話

かたやフレームワーク、かたやソフトウェアなので違いがあって当然ですがCakePHP2.0勉強会の参加者は開発者(プログラマ)中心です。MTの方はデザイナ/フロントエンドエンジニア中心。プログラマやプラグイン作成社の方が少ないです。とはいえMTってのはテンプレートエンジンやアプリケーション開発のフレームワークを内包していて、開発系の勉強会をすることもできます。LightningTalkした時の反応が面白かったのが「コントローラーとビューは完全に別れています(一部MTMLでロジックも書けるけど)」といった時の反応(そうだよねそうあるべきだよね / それはそれでどうかと思うけどの両方の反応がありました)。

CakePHPの勉強会では必ず(1回参加+Uset鑑賞一回のくせに必ずとか言うなw)MVCの話が出ます。MTの勉強会ではMVCとか話題に出ません(僕が何度かセミナーなんかで話したことはあるけども)。MTの勉強会ではMVCとか概念の話は出ません。いきなりこう書けば、こう出る。 <MTEntryTitle> と書けばブログ記事のタイトルが表示されます、という話から始まって MTIfとかブロックのループとかを話しちゃってます。

これは、Movable Typeのそもそもの由来というか(10周年ですね)プログラマとデザイナという夫婦の会話が関係しています(いや、知らないけど。以下、フィクション)。

いま作っているブログツールなんだけど、テンプレートエンジンをどうしようか迷っているんだ。MVCっていう考え方に...
MVC? MVPならわかるけど野球の話? うーん、エンジンってそもそも分かんないわ車の話とか...テンプレートはわかるわ私ちゃんとテンプレートくらいは用意してデザイン進めるもの。
HTMLはわかるよね。
ばかにしないでよちゃんと勉強したわ。
<TMPL_VAR NAME=ENTRYTITLE>で書いたファイルをFTPでサーバーにアップするってのはどうだい?
そんな呪文書いたファイルをFTPとか...できればFTPも使いたくないわ。あと、EntryTitleのほうが見やすいし、HTMLだったら大文字小文字どっちでもちゃんとブラウザで表示されるし、そんな簡単なのがいいわ。

※ここでHTML::Templateを使うのをあきらめる

オーケイ、テンプレートエンジン、いや、エンジンじゃないな、HTMLみたいなタグで扱えるようにしよう。タグは、えー、そう、君の名前の頭文字をとってMTからはじまるようにしよう!
素敵!

という会話があったかどうか僕には知る由もないが、作ったものをデザイナーに教えるというよりもデザイナーとの共同作業の中で生まれたしくみやルールだからこそこれだけ普及したしデザイナー/フロントエンジニア人口が多いんだろうと思ったり。

特に今のCakePHPの仕組みが良いとか悪いとかMTMLがベストとか思わないけど、MTCake面白いので誰か一緒にやってみませんか? というメッセージを伝えにいったのでした。伝わったかな?

ジョブズとAppleと私

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はじめて触れたのは大学の先輩のColor Classicだった。当時は何がいいのかわかんなかったけど、とにかく先輩は"これがとてつもなくいいんだよ"ということを強調していたのだった。動かして見せてもらったのはHyperCard。"Color ClassicなのにHyperCardはないやろ"と今なら軽くツッコミを入れるところだけど(HyperCardはモノクロ)、何だか先輩が「宗教にハマっているみたいな感」は当時も感じましたね。

働くようになって、今度は職場でQuadra650を触る。当時の会社ではこれは企画書作成マシンだった。これは文系の自分にもすんなり入ってきた。クラリスワークスver.1のドロー機能やマックドローIIで見栄えの良い企画書や図面が作成できるのだ。それからはじめて個人的にMacを買った(LC575)。

その後Power Mac8100/100AV(その後こいつを差してG3に)、Power Mac G4(これは一人でアルファサードを始めた時の初代会社のマシンになった)、iBook→MackBock Pro(15inch)、MacBook(黒)→MacBook Pro(13inch)ときて今ココ。iPhoneやソフトウェア(HyperCard2.3のパッケージ版とかも買ったっけ)を含めてその他色々なAppleの製品を愛用してきました。

僕はジョブズのことは雑誌や書籍、ネットに書かれている情報くらいしか知らないしもちろん会ったこともないけれど、一度もWindowsマシンをメインにしたことのないMacユーザーで、Windowsにシェアを奪われ続けて鬱屈としていた当時を味わっていたApple製品ユーザーとしてちょっとだけ書いておきたいと思って久しぶりにブログの管理画面にアクセスした次第。

実はジョブズは何も作っていないという見方(それ、Windowsでもできるよ)

ウォズアニックがApple(I/II)やMacintoshを作ったとかそういう話ではなく、ジョブズのAppleが作ったもので"どこにもなかった機能"ってのはないですよねきっと。コンピューターで"プレゼンができる"とか"ゲームができる"とか"インターネットへアクセスできる"とか"WWWをブラウズできる"とか"メールできる"とか。iPhone以降でも、"電話できる"も"音楽聞ける"も別にAppleができるようにしたわけではない。

当時のWindows派との会話の噛み合なさってのはもうとにかく一事が万事こんな感じで

カッコいいプレゼンができるよ?
それ、Windowsでもできるよ。
動画の編集もできるよ?
それ、Windowsでもできるよ。

逆の会話もあるんだけど(それMacでもできるよ)。結局、Macintoshに何ができるかを見てWindowsがそれを機能に取り込んでいくことで結局どっちでもできるよ、ってことになってしまうわけです。自治体や官公庁なんかのCMS案件なんかで「機能要件一覧」みたいなものがあって「○○ができること」「○○できる機能を有していること」なんかが一覧表で条件としてついてくるのと一緒ですが、結局「何ができるか」ベースではあとは価格だけ、ということになってくるんですね。だから(もちろん色んな背景があったのではありましょうが)当時Macはシェアを奪えなかった。

ジョブズのApple(ジョブズが、とは敢えて言わないけども)が作ってきたものってのはすべて"どのように"じゃないかと思うのです。インターネットに繋げるパソコンは既にある。だが、買ってきてケーブル一本繋げばすぐにインターネットにつなげるパソコンはなかった(iMac以前は)。

"どのように"は説明しにくいんですよね。だから話も噛み合ない。MacとWindowsの話でいつも思うのが「Windowsマウスに2つボタンがあって(正確にはWindowsではなくハードの話ですが)、右クリックができる」という話です。マウスのボタンが多ければ価値があるんだったら対抗してボタンを3つにすれば優れたものになるわけですがそれはさすがにそうはならないですよね。

"どのように"は「ユーザー体験」と言い換えることもできるかと思います。単なる操作における使い勝手に留まらず、例えば「買ってきてケーブル一本繋げばすぐにインターネットにつなげるパソコン」というのは、電器店やAppleストアでiMacを買う、配送されて家に届く、といったところから、「おい、繋がったぞ。Yahoo! が表示されてるよ」まで、さらにはそこからはじまるiMacライフまで。ジョブズが作ったものってのは、こういう体験、ユーザーのライフスタイルを含んだユーザー体験なんじゃないかと思うのです。

だから、ビジネスシーン(つまり会社のパソコン導入)でMacは勝てない(勝ちにくい)。導入されるとしたら、従業員のユーザー体験向上が生産性や利益につながるんだということを気付いた企業だけなんじゃないか?

もしジョブズが...

こうなってしまったことは僕個人にとっても残念で、もっとジョブズのAppleを見たかったというのが本音です。ただ、本当に残念なのは、不謹慎を承知で書けば、例えばジョブズが年老いて体が動きにくくなったり視力や聴覚が衰えたりして、それでも生きていたとしたら、アシスティブ・テクノロジー(支援技術)はどのように進化していっただろうか、ということを思うのです(VoiceOverというインターフェイスはありますが、こいつはどう進化していくのだろう)。勝手な想像ですが、ジョブズはその時「アシスティブ・テクノロジー」という表現をとらないんじゃないかと思います。「支援技術」ではなく、そもそも、誰でも、当たり前に使える何か。そんなものを見てみたかった気がします。

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