ウェブサイト制作の相場に意味ってあんのかね?

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まずは普通の感想。まぁこんなもんでしょう。極端に外れている感覚ではない。但し色々突っ込みどころというか考えねばならぬことも。

人月なのかっ!?

表は標準的な単価の会社(1人月80〜100万円程度)の場合のものとなっている。単価の高い制作会社(1人月150万円以上)ならば、同じ予算でもできることが1つ左にシフトすると考えるといいだろう。逆に、単価の安い制作会社(1人月50〜70万円)ならば、同じ予算でもできることが1つ右にシフトする。

80万〜100万円ってのは一つの指標で、このくらいの数字を出さないと会社としては存続しにくい。世間がどうとか相場がどうとかいう以前に、銀行さんが優しい顔してくれんのですよ(多分)。Web屋も会社だからね。普通に経営していくために金融機関とのおつきあいとかもあるわけで。

問題はここ↓。

単価の高い制作会社(1人月150万円以上)ならば、同じ予算でもできることが1つ左にシフトすると考えるといいだろう。

違うな。単価の高い制作会社は「クオリティが高い」か「生産性が高い」かどちらかであるべきで、クオリティを文面で表現するのは難しいから生産性の話でいうと、単価が倍である制作会社は単価の低い制作会社の倍(数倍)の生産性があるから「同じ予算でもできることが1つ左にシフト」したりはしない(というか、そうあるべきじゃないか?)。

倍の単価ではあるが、アウトプットのスピードも2倍。だからアウトプットに対するコストは変わらない(筈)。

ウチも人月(日)単価で見積りを出すことが結構多いが、それはあくまでも分かりやすさと相場(競合)を意識してのこと。

例えば工数1ヶ月、100万円で契約した仕事を1ヶ月でやろうが2ヶ月でやろうが、はたまた3日でやろうが全然構わん筈である。大切なのはアウトプットやプロセスである。

例えば先日の会話から。

  • この仕事、ここからここまで何日?
  • 13日です。
  • ありえん。3日でやれ!

もちろんこれは極端な例だが、ここから13日を3日に近づけるためのプロセスの分解やノウハウの総動員が始まるわけだ(結果が「10日」であってもそれはそれで受け入れざるを得ないが、1日でも縮まればそれが利益につながるのだ。我々は派遣会社ではない。時給いくらが重要ではなく、アウトプットとインカムのせめぎ合いで食ってるのだ)。

もちろん、アウトプットは変わらずに単価だけが高い会社もあるだろう。ただし、そんな会社は退場させちまえば良い。ウチのほうが安くて良いもの出来て利益も出せるのであれば、仕事ぶんどってしまえば良い。

それでも単価が高いには訳がある

と、まぁ相変わらず吠えてみたわけだが、アウトプットは変わらずとも単価が高いことに意味がある場合もある。アウトプットのスピードもクオリティも変わらん、でも単価は高い。そんな会社には大抵小さな会社と比較して無駄がある。「無駄」とはいっても、それは必要なコストでもあるわけだが。

例えば事務経理をパートのおばちゃんや社長の奥さんがやっている会社と、専属の担当者がいる会社ではコストが違う。会社が大きくて中間管理職が多ければコストは上がる。価格も含めた競争力を保ちたければ会社を小さく保ち、効率を高めるという戦略がそこに生まれる。

ところが...

コストは高いかもしれぬが中間管理職がいて間接部門を抱える会社には一つ大きな武器がある。例えば「担当者が死んだらプロジェクトはどうなるか?」。

どうもならんよ、普通に引き継いでなんとかなりますよ、ってな組織なら当然同じアウトプットでも単価は高い筈だし高くて良いと思う。いわば「保険料」が上乗せされているようなものだ。こういう部分での高い価格設定はあって良いと思う。普通の考えだしね。

フリーランスや零細企業の場合、そうはいくまい!? 担当者どころか社長が死ねばプロジェクトはかなりヤバいだろう。


その上で、受託のWeb屋が考えるべきこと

そういう面での中間コストとか組織を維持するためのコストは価格に反映されて良い。単に地方は安いとか言ってる場合じゃないですぜ、旦那。

かなりgdgd感が出てますな。

これを元に高いとか安いとかというのは、確かに地方格差や、一定の金額とならない業界ということを再確認できましたが、『ふーん』くらいなもので、詐欺とか安すぎとかという声は一切当てにならない。

えーっと、地方がいやなら東京さいげば? それでやっていけるなら。

東京は嫌で程よく地方が良いならば京都へ行きなさい。京都は日本のシリコンバレーになるかもしれんですよ。

てな冗談? はさておき

web制作の価格は需要による

ここがもうなんと言うか間違ってるのよ。学校で習っただろ? 「需要と供給」って。

「地域で異なる」ってな表現もあるが、わかりやすく他にないものを供給できれば全国どこだって仕事はくるぜ!? 東京からだってさ。

だから旭川と検索して10ページ目以降の中小企業のホームページというのは、個人が作ったようなページしかないのです。

だからこのあたりがなんだかgdgdなんだよな。


他社にもできる仕事は価格競争に晒されると思え

うらやましいなぁ〜都会は。こんな単価で受けてみたいよな〜、と言っている時点で負けである。他社にもできる仕事で、且つ当社は「保険料込み」でないのだとしたら、東京に行ったって京都に行ったって食えないだろう。夢にまで見た単価「○百万円」の仕事も受けることはできない。

大阪は十分都会だし、地方とは違うというかもしれぬが(東京にオフィスも人もいるけれども)、仕事はちゃんと来るよ。そこそこの単価でも。

それは需要よりも供給に視点をあわせて、他の会社には出来ない何かを明確にしているからに他ならない。こんな時間だから続きはいずれ書く。

ひとつだけいっておくと、「価格ではない何か」をちゃんと持っているかどうかが大切なのさ。

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このページは、Junnama Nodaが2008年2月22日 00:49に書いたブログ記事です。

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